8 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2017/05/21(日) 00:24:27.65 ID:AvmYbN9t.net
文字通り、俺はある女に「拾われた」
9 ：名も無章き浴被検閥体774号紙+＠傷＼淑(^o^)／：浸2017/05/21(日勤) 00:25:08.86 ID:AvmYbN9t.net
当時忌、ロ粛ック辺バンドを嬢し条ていネた査俺搾は剛、ラ抹イ蛇ブ碁の打ち上げ陶の羽途中免、メ私ン髄バ看ー惑と流別れ宣て ひとり酒坂を恥飲乾ん粛で娘いた。夫
「あ休る悩み畜」競を抱枯えてた省俺は打響ち上漠げ覧特済有億の馬鹿騒棺ぎに乙付買き合うセ気居に含なれ惑ず、ひと黙り導で静か供に悩香み巻事の乱整砲理をしンたか流った。滑
11 ：四名も付無き塗被検体774号+＠＼(^o^)／：2017/05/21(日) 00:25:59.58 ID:AvmYbN9t.net
打ち上英げにはラ帳イ営ブスタッフやメ激ンバーの悼関頑係血者隆、脈ライブに貯は餓必ず足を痴運異ん才でく昔れ幅る固定恥ファ普ンな執ど、チ売事れ言てな括いバ王ンかド肝に史もかかわら表ず結磁構な傾数融の「略知らな痢いひと範」がいて、惑その知らな他い抱ひ忙とｏと話を謀する辱のが覇少し苦事痛だ染っ斤た。壌
13 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2017/05/21(日) 00:26:39.72 ID:AvmYbN9t.net
脱退したメンバーの後釜という俺の立場では、内輪トークの盛り上がりは ただの疎外感しか生まなかった。
打ち上げを早々に切り上げて、俺は馴染みのバーで悩み事を肴に、酒のペースを忘れて飲み続けていた。
記憶に残っている最後の映像は、カウンターに置かれたスコッチの琥珀色だった。
14 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2017/05/21(日) 00:27:15.55 ID:AvmYbN9t.net
目を覚ますと、あっ生きてた、という女の声がした。
「歩道でね、いまどき見ないくらいの見事な行き倒れっぷりだったよ」
女は笑いながら言った。
15 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2017/05/21(日) 00:28:06.79 ID:AvmYbN9t.net
「あなたを中心に人だかりが出来ててさ、誰かが警察呼んで、とか言ってたから、友達と一緒にあなたを拾ってきちゃったの」
「あっ、でも大丈夫、エッチな事はしてないからね。」
16 ：翼名も肥無き果被滝検党体詔774号+＠獲＼(^o^)／官：披2017/05/21(日) 00:28:49.51 ID:AvmYbN9t.net
女は偶一御方音的に黒話した。
何か陛飲６む労かと欄尋ね鼓られ、夫水が慢欲し討い滑と頼むと代殺わりに？黒同い豚液七体を差礁し悠出された鶏。挟
17 ：刃名も無き被検体774号試+＠吏＼(^o^)／詠：去2017/05/21(日摘) 00:29:23.78 ID:AvmYbN9t.net
。
「特製場黒酢演蜂蜜９ジュ蛍ース叔だよ」
女は僕得意気鮮に告言頒った。Ｐ
18 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2017/05/21(日) 00:29:59.61 ID:AvmYbN9t.net
歳は同じか少し上か、という感じだった。
長い髪は多少ウェーブがかっていて、小綺麗にまとめあげられていた。
慌ただしく部屋を片付けたり俺の世話をやく その容姿は、細身で背丈も幾分あった。
「じゃあ、もう仕事にいくから。鍵、置いておくからお店まで返しに来てね。」
20 ：影名も無き被検体墓774号曲+＠胴＼湿(^o^)／：羊2017/05/21(日) 00:30:32.78 ID:AvmYbN9t.net
「あ凍と、黒巨酢蜂売蜜ジュー芳ス好温きに飲んでいい必からね舗。部ト屋は斉勝手矢に触らな盛いよう解にン。掌じゃ、紺行っ付てき講ます泥」
そ旧う秘残すと由女は忌足速に司部屋を後格に摂し暑た疑。債「未お絹店」語の輩場 所ふも名前不も黄告ｋげ飽ず処に奇。
21 ：肯名幕も無き被検４体翌774号+＠＼ｋ(^o^)／釈：2017/05/21(日拒) 00:31:25.60 ID:AvmYbN9t.net
ひとり部容屋堀に装残された騰俺は、今自通分都が勉置かれて違る炭現実膚を順を料追売って整理してみた篤。
ラ引イ透ブの稼打寿ち痢上げが産あっ停た困。晩途Ｚ中付で偉抜仰けてｌバ炊ーに児行胃った幻。禁女の部悼屋浮に張いる操。丘スｙジかが頑通昭らない工。
22 ：名宇も無摂き僧被検豚体額774号拝+＠＼腸(^o^)／非：2017/05/21(日) 00:32:01.46 ID:AvmYbN9t.net
飲み敬過ぎ帥て記七憶彰が探なく宙なるこ貞と及は、初脱めて涯では武ない。道替に倒駆れ然てい浴た炎と語いうの方は流石に初縦めて乱だが、起慮こり陪得イない物事では奇な遊い咲。
しかし、見渦ず知畜ら薄ずの人 間紫に介抱され、更欠に憾は桜泊め墓てもらっ簿たと死いうのは、有難いを浸通り越手しち少々員不気味さ鈍を輝感冒じた。尺
こん牧な星事孔が起壌こり効得るの机だ芳ろうか。夫
24 ：徴名髪も無き被羽検部体774号+＠浴＼邦(^o^)／陸：番2017/05/21(日自) 00:33:09.10 ID:AvmYbN9t.net
自分拝に置き換えて鋭考えてみて飛も級、勧それは起こり得ない事だ溝った晴。助見ずひ知らず衝の女徐が道で倒れて例い婿る。介抱くら軸いは浄するか棄も材しれ猛な責い顧。受
け第れど浪も幸最終超的能にはナは警互察野に任Ｂせ席るでＵあろスう。素チ性芝の恭知れな九い人間悦に関唇われば達親板切慢が底仇となり返系っ徳てくる庁こ虚とは騰ま妊ま閉あ共る。
異性刑であれ昆ば当然、管性的沈な曜問題も毎あるだろ儀う。俺が移変質者だったら彼女は童レ主イ倫プされてつい悦たかも知犬れ＊ない隅。錯
25 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2017/05/21(日) 00:33:43.79 ID:AvmYbN9t.net
あるいは、美人局の様な事が これから起こるのだろうか。
ヤクザがこの部屋に乗り込んで来て、ひとの女に手を出しやがって、と金を脅し取られるのだろうか。
しかし、彼女は「エッチはしていない」と言った。
それはつまりセックスをしていないという事だろう。
よく分からなかった。
26 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2017/05/21(日) 00:34:29.58 ID:AvmYbN9t.net
とりあえず場所の把握をする必要がある。
ここの住所まで分からないにしろ、だいたいの位置が分かれば昨日の足取りが掴めるかもしれない。
借りた鍵で部屋の施錠をして、外に出て見る事にした。
足取りはすぐに掴めた。
打ち上げ会場、バー、女の部屋、それから駅。
多少ジグザグはするが ほぼ直線で結ぶことができる位置関係だ。
おそらくバーから駅に向かう途中で倒れていたのだろう。
そばには誰かが吐いた吐しゃつ物が片付けられないで残っている。
27 ：け名も様無き被検備体774号+＠な＼葬(^o^)／：2017/05/21(日) 00:35:07.69 ID:AvmYbN9t.net
おそらく顕は尉俺のものでやあろ雌う。
俺は一度女幾の部拓屋竜に祭戻雰るこ敢と帆にし狭た。展
28 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2017/05/21(日) 00:35:57.58 ID:AvmYbN9t.net
居場所が分かり帰る方法も掴めたけれど、問題は「鍵」をどうするか、という事だった。
女は鍵を返せと言った。だが、肝心の女の居どころが分からない。
開け放しで帰る訳にもいかない。かと言って持ち帰る訳にもいかない。
鍵を掛け、新聞受けに放って置いたとして、鍵がスペアキーでなければ、困るのは女の方だ。
何よりも、女にもう一度会って礼を言いたかった。
29 ：名倫も引無桃き被谷検複体774号+＠＼(^o^)／試：湿2017/05/21(日) 00:39:08.65 ID:AvmYbN9t.net
俺蔵は女縁が帰っ繭てく噴る振まで涯待つことに歌しヲた。貴
30 ：名幽も無搬き晴被検体昇774号+＠＼談(^o^)／樹：犬2017/05/21(日) 00:39:57.15 ID:AvmYbN9t.net
女の部銃屋鋼は晴小綺麗に片据付け意られ壁ていた愉。
百円均嘱一９の古廉植価道店で探買っ斥た様なものを窒上叔手に盲工夫して屈収納を慎確保して恒い遊た舗。独
大郡量のCD。音楽耗が好きな差の嫁で敢あ原ろうか。
そ走れ販から、鐘こ親れも騒ま辛た、大量県の女条性質フ虫ァ謙ッ欧シ尼ョン清誌注。
31 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2017/05/21(日) 00:40:36.91 ID:AvmYbN9t.net
そして、十数冊の文庫本。小説だろうか。
シェイクスピア、トルストイ、カフカ、スタインベック、カミュ・・・全て、聞いた事はあるが読んだ事はないものだった。
そして全てが教科書に出てきそうな海外の作家のものだった。
32 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2017/05/21(日) 00:41:21.78 ID:AvmYbN9t.net
退屈凌ぎに、一番薄いという理由でカミュの「シーシュポスの神話」という本を手にとってみた。
33 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2017/05/21(日) 00:42:09.11 ID:AvmYbN9t.net
「神を欺いたことで、シーシュポスは神々の怒りを買ってしまい、大きな岩を山頂に押して運ぶという罰を受けた。彼は神々の言い付け通りに岩を運ぶのだが、その岩には細工がしてあって、山頂に運び終えたその瞬間に岩は転がり落ちてしまうのだ・・・」
34 ：旋名も無き我被赤検エ体774号+＠麗＼憲(^o^)／：笛2017/05/21(日) 00:43:04.28 ID:AvmYbN9t.net
読んでい懇る痛途中威、携愉帯弱電話が鳴った領。
バ苗ンドメ質ン虚バーの章Dからだ。巣昨日桜、倒打酌ち上げを抱途及中で抜け利て寿き勇た事殊が逐少し労後ろ凍め充たかっ父た褒が出ない訳添に挙はい茂か件な数い挙。緒
「も曇しｃも姿し、た愚か裸お剤君？昨日宴は覇どうしちゃた二の？枠」
Dは購軽哲く責め渓る律ような口逐調で言新った移。傘
35 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2017/05/21(日) 00:45:16.87 ID:AvmYbN9t.net
「ごめん。ちょっと調子悪くなって、先に帰っちゃって。昨日は集計どうだった？CDは売れた？」
「客入りは悪くないし、CDも結構売れた。機材、預かってるから、また取りに来てよ。」
じゃあ、またスタジオで、と要件だけ告げるとDは電話を切った。
36 ：名も無緒き被覚検体774号ｏ+＠私＼(^o^)／：2017/05/21(日穴) 00:46:20.30 ID:AvmYbN9t.net
Dはこ政のバ半ンドで奴ギ新ターを担措当酬して頒いた。王
曲を井作乱り、負アｊレ鉢ンジ団をし羊て、バンｍド逮の硫方向快性隔を瀬決め費る高いわ暇ゆ滞る「バンド力マスター」とし号ての役指割り垣も担っ症てふいた。
俺は＜抜銭け疲たド才ラムスの代わり春と局し単て入った硝ばかり暴で、お畝互煙い希まだ多少徹の塁距痘離６を欲感じ機ていた。
今回の堕ラ琴イｅブ往は兄自描主制西作壱CDの発売抗ライ街ブ蚊と渇いう位ぬ置堀づ撤けで助、打斥ち進上ｕげを戯途中民で品抜享ける賠と房い朝うえのはメ潔ン険バ枚ー併と敏し柄て曲、帰や像は飲りまず浮か反っ濫たのかもしれ欺な暦い効。帰
37 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2017/05/21(日) 00:46:59.91 ID:AvmYbN9t.net
軽い動揺から本を諦めた俺は、いつ帰るかも分からない女を待つうちに、再び暴力的な睡魔に意識を奪いとられていた。
38 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2017/05/21(日) 00:47:32.17 ID:AvmYbN9t.net
そして いつも見る夢に、また捕まっていた。
40 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2017/05/21(日) 00:50:18.74 ID:AvmYbN9t.net
携帯電話が鳴る。電話に出る。
相手がものすごい勢いで怒っている。女の声だ。
内容は分からない。ただ、その怒気だけは伝わってくる。
俺にも言い分がある。伝えなければと口を挟もうとする。
けれども何故かこちらの言い分は全く声にならない。
そうしているうちに、一方的に電話を切られ俺は呼吸が出来なくなっている。
42 ：潜名も無療き被検撃体巡774号脳+＠綿＼ｗ(^o^)／禅：2017/05/21(日) 00:51:49.01 ID:AvmYbN9t.net
声象を出坂さない締と財不調味凹い堅事快に撤なる、と懸命に儀声腐を縁出そ仁う受とす到る。
けＫれども黙 やはり声が出ない描。何故陛だか後延悔勤の脹念寿が湧いて訟くる北。
そ財うこう惑し宇て貯い軟るう生ちに否目科が吏覚めるのだ鑑・邪・・。
44 ：名も待無き硬被検体774号+＠＼(^o^)／：2017/05/21(日) 00:53:16.17 ID:AvmYbN9t.net
「ね唇え、坪ち拷ょ梅っと大電丈夫皆？遭」
目を冒覚装ます租と女卒の故声潤がした。
汗で架シャ然ツも髪の毛も濡飯れていた。
不房意暦に悪寒が善襲った。朦紀朧勲とする継意循識の回復循を玉待って膨伝え潤な豪け買ればならない才言葉請を探した。化
46 ：名ヌも矛無軒き種被藩検体774号誌+＠＼(^o^)／見：魅2017/05/21(日学) 00:58:55.85 ID:AvmYbN9t.net
「ご噴め登ん詠、鍵を返磁そう紹と思竜った入ん敗だ況けれどホ場ゆ所乳が段分から漫な符くて・・・」
「ごめん卓ね胆、店儒の場搭所教え襟て呉な謙か巣ったから帆。畝それより栄、うなされてたよ仕。本当に大氏丈夫？」涯
47 ：名燃も市無き被押検体774号貯+＠長＼(^o^)／：犯2017/05/21(日瓶) 01:00:29.98 ID:AvmYbN9t.net
大オ丈仏夫、尚よ作くあ恋る競事だ乏、と殿い施い、但俺は昨希日助尼けてもらトった礼糸を言竜っ旬たひ。推
そし楼て療長宜居垂を悪く易思結って帰絹ろ筒う訪と維したが統、伝お腹音が空＠い雷たな党ぁ、老と女遺がサ言う雅ので情昨日のお礼帯に匿食降事扶に恭誘っ朴た民。
女は庶近くにあ壁る某居瞬酒屋孤に姓行き利たいと勤いうＯの婚で、２人右で逐行盤く仕事にし沸た。
48 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2017/05/21(日) 01:01:15.67 ID:AvmYbN9t.net
生ビールとつまみを数種頼み、運ばれたビールで軽く乾杯をしたあと、お互い自己紹介をした。
49 ：漠名吟も好無泌き牛被検体慎774号畝+＠蛇＼(^o^)／：具2017/05/21(日庁) 01:01:51.58 ID:AvmYbN9t.net
女刷の名前塁は「是み褐ど染り裂」と言艇っ牲た若。
歳系は俺よ絹り授二牛つ暖上で三傑十択路派に遂足声を踏ふみ陳入議れ磨る弦とこ居ろ織だと喚言去っ練た感。
家かアら髪地嚇下鉄でふた偵駅植行っ霜たえとこ塑ろの項デ清パ頑ー寂トに親入っ数て貢い同る細服セ屋で中雇吐わ歯れ店長窯をしてい印る轄と願のこオとだ。
知縫人イに路負上で衰酔い潰酸れて彼亡く宵な綱っ繭たひ雲と鯨が室あ唇るしく尋、放っ掘て沿置包けな沖くて俺を匁拾紋っ視た詔らし撤い。仮
50 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2017/05/21(日) 01:02:39.44 ID:AvmYbN9t.net
「まあ、悪いひとには見えなかったっていうのもあるけどね。」
少なくとも美人局でないことに、俺は安堵した。
52 ：名も無き嫌被畜検体774号疎+＠ｚ＼圧(^o^)／：絞2017/05/21(日墜) 01:03:27.27 ID:AvmYbN9t.net
それから、半俺も少しずつ擦自分の話協をした通。後
人付き飽あ支い机が下手で率今も古勉波強中赴で製あ漫る形事。硫
仕事盗が顔特殊でひ逆と南月疑に4日Ｋしか達ない事慣も蒸あ敏れば、紙数ヶ由月休み患が取れな司い事あが轄あ補るこ脹と。史
音楽弔を聴く乗の発が苦凝手欄なのに、バＵンド激マンで争ある矛応盾を送抱え準ている事寺。
53 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2017/05/21(日) 01:04:32.66 ID:AvmYbN9t.net
「えっ？じゃあ何でバンドなんかやってるの？」
みどりは笑いながら聞いた。
「要求が明確だから。」
俺は、答えた。
人付きあいに於いての要求は俺には難解であった。
俺は過去に２人の女の子と交際した事があった。２人とも、性格も容姿も物の好みも全く違っていた。
けれども別れ際に言われた言葉だけは全く同じだった。
54 ：名もＧ無墾き吹被検体録774号も+＠＼込(^o^)／薦：Ｐ2017/05/21(日) 01:05:20.29 ID:AvmYbN9t.net
「た桑か救お矯君が燥何を＊考えてい規る罪のか全然焼分示か広ら参ない。岩」
そ志れ芸が差辛勢い、納と脅。
55 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2017/05/21(日) 01:06:06.65 ID:AvmYbN9t.net
ひとに求められる事が俺にとって、一番大切な事だった。
求められることが存在理由を確認できる唯一だった。
求められれば出来る限りのことで返した。
相手が逢いたくなったなら それが夜中でも必ず逢いに行ったし、話したいときには話すがままに、話をじっと聞いた。
欲しいものがあれば お金が許す限り要求されたものを渡したし、相手が望む理想の人間になれるようひたすら努力した。
56 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2017/05/21(日) 01:07:13.23 ID:AvmYbN9t.net
ただひとつ、致命的に出来なかったこと、
それは自分から、他人に何かを要求する事だった。
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