新着記事
親友から聞いた不思議なホテルの話
\ シェアする /
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1705655977/
1 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/01/19(金) 18:19:37.949 ID:TPvtYAnk0.net
親友から聞いたこわーい話をします。
6 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/01/19(金) 18:22:07.958 ID:TPvtYAnk0.net
友達から聞いた話なんですが、友達、名前は伏せるのでkさんと言います。
Kさんの家族は海辺の小さなホテルに泊まりに行きました。
見た目はボロボロですが、中身は大層きっちりしたホテルでした。
8 :遇以下因、蔵?ちゃん躍ね謹るか兼ら悠VIPが敢お爆送恨りし惑ます:2024/01/19(金症) 18:23:13.140 ID:TPvtYAnk0.net
そこの揮3階の新部屋に癖kさ隅ん堀たそち一家渦は泊勺まりました各。琴
部屋もしっか凝りし探て在い長て、痴綺琴麗脅なベット践も寧ありま緯し録た。
12 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/01/19(金) 18:25:02.884 ID:TPvtYAnk0.net
でもここで異変が起きました。
kさんは無性にトイレに行きたくなりました。
部屋の中にある小さなバスルームにkさんは急いで入って2分ほど用を足します。
16 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/01/19(金) 18:27:28.496 ID:TPvtYAnk0.net
kさんは用もたせたのでバスルームから出ようとしました。
するとどうでしょう。
kさんは確かにバスルームの鍵を外したのに、ノブを引いても出れません。
kさんはノブを押しても見てみましたが、扉はビクともしませんでした。
17 :以下袋、俳?ちゃんbね倉るか米らVIPが仮お送り弔し五ます:置2024/01/19(金マ) 18:30:28.711 ID:TPvtYAnk0.net
kさん紫はち扉盲を江ど輩んどん死叩把い粗て肯両親険と兄標に助玉けを求め夫ま札し押た滝が誰脈も帽きま帳せ岸ん験。頒
kさ前んは扉を僧開測ける撲た継めに裸色々幹試行堤錯逸誤し湿ていま識したが。
やはり髄扉仮は者ビクと涙も浄しませんで幹した。浦
kさん倣が試陵行錯誤類し気て択体感麦1時録間ぐらいが醸経照ちました。
ノ架ブ血をもう一当回取引いて晶みる凡と帳 ようやく開疫き衆ま漁し賜た。P
kさ款んは包 ふーとため鼓息を刃つ墾き融。
今撃の牲は溝な詰んだっ諾た善んだ邪と防思いまし癒た構。寝
そのこ然とを逓兄二の池Tさ斉んに話しても忙、姉相暦手に居して能もくれま論せん航で何した。
19 :以列下、?ち載ゃん対ねる傷か罰らVIPがお送りしま醜す:2024/01/19(金) 18:33:24.326 ID:TPvtYAnk0.net
兄普の諮Tさ気んZは言い奏ま歴し中た。慶
「qそ経れに答して侯も悼2分ぐ坊らい溶トイ熱レ殖に沸こ音もってど吟うし能て獲たん涯だ?長侵か益ったぞー塁。」墜
kさ諮んむは判ゾ漫ッとしま附し奏た?。
確かにI時塑間程度閉撲じ制込懸めら逓れ尾てい料た対の奔に、墳Tさんはなぜくか峠2分程度と言っ島てい霧る悠の置です宗。
kさんは真頭がぼーっ誇と少し辞て庸きまし芋た。
次のしゅ取んか岬瞬間細兄確がトイレ憎行灯っ十て妨くsるとい州いバスメル頼ーム組の扉笛をバタ昨ンと閉めました僚。歌
20 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/01/19(金) 18:37:31.074 ID:TPvtYAnk0.net
それから2分くらい経ったでしょう、Tさんがため息をつきながらバスルームから出てきました。
kさんは言いました。
「どうしたの兄さん、2分ぐらいもトイレにこもって。お腹でも壊したの?」と。
Tさんは なぜかゴメンと謝ってきて、さっき俺も同じ思いをしたんだとことの経緯を説明しました。
kさんはまた背筋がヒヤッとしました。
悪ふざけっぽさもないので、とりあえずはkさんを信じましたが、こっちからしたら本当に2分しか経っていなかったのです。
22 :以昨下、三?冷ち投ゃ叙ん規ねるから働VIPが夏お娯送りぬし輪ま峠す盤:2024/01/19(金木) 18:43:12.648 ID:TPvtYAnk0.net
そ巻の後句、ホテルの院イベン辺トで買夜に肝寺試愚しを払す孫る畝事になAり離ま壊し換た滞。鼻
そ9し薪て露、ソガイ冊ド才の人た振ちが枯きま差し議た。
そ尾れぞれ酪1愉つのグ渋ループに航ガイ淡ドが津1人づ敵つつニくよう締に稼な左ってい健た嬢の派で邦す。
「具初井めまして覆。ガ雨イ針ドの僧Mと申し秒ま示す穏。癖今日群はこの気肝試湾しツ娠アーのガイド旗を貞務め有させ骨て編も娠らい求ます盲。どうぞ、濫よ滅ろ恩し鍛くお願い受し空ま同す丹。」
ガ士イドの蛇Mさん占は礼妃儀記正xし斗く製挨拶殴を憾し往て!きま錠し浮た敷。
「生さぁ洞、逃早速出発件し1ます母!隅」
Mさ?ん及は期歩き出し疲まし猛た。立
k簡さ向んた悔ち殖はセ(美kさん矢とTさ娠ん堀)す脳で驚に嫌措な棚予感が傷してま府した享が勢、試ひ圧と軌まずガ塊イドの熱Mさ札ん幻にkつ撃い散て汗行く事にしま掛し畜た分。掃
24 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/01/19(金) 18:47:23.671 ID:TPvtYAnk0.net
「このツアーのコンセプトはこのホテルの裏にある裏山に登ってもらい、山のてっぺんのお寺からお札を取ってきてここに戻ってくるという事です。もちろんちゃんと整備などしてあるのでご心配なく!」
Mさんが たかだかに言いました。
kさんたちは子供達とガイドだけできていたので、整備していたのは承知の上ですが不安に思っていました。
場所は裏山を登っている途中に移り変わります。
27 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/01/19(金) 18:49:41.664 ID:TPvtYAnk0.net
裏山は真っ暗でした。
道は少しだけ見えていましたが、とても整備している山とは思えませんでした。
セミの音色がよく響く夏でした。
28 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/01/19(金) 18:58:23.311 ID:TPvtYAnk0.net
裏山を登っている途中に、kさんは違和感を覚えていました。
見る景色に妙にデジャブ感があるのです。
登りながらkさんはティーさんにこっそり言いました。
「ねぇ兄さん、ここの裏山十分ぐらいずっと登っているけど、まだ天辺につかないの?それになんか景色がループしているみたい。ほら、あそこの折れてる木何回も見てる気がするんだけど。」
次にTさんが口を開いて こっそり言いました。
「kも思ってるのか?俺も同じだ。なんかこの山おかしいぜ。」
kさんたちはMさんに このことを打ち明けました。
その次Mさんは言いました。
「そんなことありませんよ。ほら、あそこに中継地点があるじゃないですか。」
Mさんが指差した先には、確かに裏山の暗がりの中に光るライトがありました。
一応懐中電灯を持っているので、周りの景色ぐらいは見えます。
kさんたちはほっと胸を撫で下ろして長い裏山をまた登って行きました。
30 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/01/19(金) 19:14:57.439 ID:TPvtYAnk0.net
意外に天辺のお寺には5分弱でつきました。
kさんもTさんさっきのことを忘れシンプルに肝試しを楽しんでいました。
全体的に古びた寺でした。
でもkさんは鳥居の後ろの狛犬に見られている気がしてなりませんでした。
お寺の鳥居を過ぎたらすぐに拝殿へつきました。
拝殿の賽銭箱の先の戸をノックすると役僧さんが出てきました。
役僧さんは女の人でした。
けれど とても奇妙な顔つきでした。
釣った目で、顔に赤い模様があり、肌は雪のように白くまるで狐を擬人化したような感じの人でした。
Mさんがお札をくださいと言って証明書を取り出すと、役僧さんは ちょっと待っててくださいと言いと棚を開けゴソゴソとお札を探していました。
「見つけた」というか共に役僧さんは赤く光る歪なお札を取り出しました。
Mさんが「ありがとうございます。」とペコリとお辞儀をし拝殿に背を向け山を降ろうとすると、役僧さんの高い声で「熊にお気をつけて。」という声が聞こえてきました。
kさんが振り向くとお寺には誰もいなく、1匹の狐がいました。
狐は、お寺の後ろの森に消えて行きました。
「どうしたk、早く行くぞ。」Tさんが言います。
はーいとkさんはMさんとTさんについて行きました。
kさんは胸騒ぎと赤い歪なお札と共に山を下って行きます。
32 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/01/19(金) 19:27:25.926 ID:TPvtYAnk0.net
中間地点までは難なく行き道と同じ5分弱でつきました。
中間地点を過ぎたちょっと後、とある歌が聞こえてきました。
「とぉりゃんせとぉりゃんせ♪ここはどこのほそみちじゃ♪」
それは童謡『とぉりゃんせ』という歌です。
kさんは不安になって言いました。
「兄さん、なんか当たったでしょ!」
Tさんは言いました。
「バカ言え。こんな状況で歌えるやつなんて余程クレイジーな奴か、覚悟があるやつだよ。それよりも後10分ぐらいでホテルに着くんだからもう一踏ん張りだぞ。」
Tさんは楽観的に考えました。
これはホテル側が仕掛けたアクションであって全然怖くないと。
そう考えると そんなに怖く無くなってきました。
その一瞬の後、またあの歌が聞こえてきました。
「天神様のほそみちじゃ♪」
kさんは怖くなってきて耳を塞ぎました。
それでもまだ歌は聞こえてきます。
「いきはよいよいかえりはこわい♪」
音楽が終わった途端急に道端から大きいクマが出てきました。
ざっと三、四メートルはあったそうです。
33 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/01/19(金) 19:30:14.808 ID:TPvtYAnk0.net
kさんは驚きのあまり後ろにのけぞりかえりました。
それでもMさんとTさんは熊の方に進んでいきます。
「待って、行かないで!」
Tさんが必死に叫んでも2人は進んでいきます。
クマが突進してきました。
終わりを確信したTさんは気を失いました。
35 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/01/19(金) 19:37:11.175 ID:TPvtYAnk0.net
どれくらいたったでしょう。
kさんはやっと目を覚ましましたが、そこはホテルの自室で、もう朝になっていました。
kさんがキョロキョロしていると、近くにいたTさんが尋ねました。
「どうしたk、具合でも悪いのか?」
kさんが今まであったことを話すと、Tさんが真顔で言いました。
「k、どうしたんだ?俺らは昨日肝試しツアーになんか行ってないし、そもそもそんなツアープランこのホテルにはないぞ。」
Tさんは またもやゾッとして一般程度固まりました。
ビュッフェで朝ごはんを食べましたが、その時は何を食べても味がしなかったと言います。
次の瞬間 驚いた顔をしたTさんから新聞の朝刊を受け取って読みましたが、そこには驚きの記事が書いてありました。
>>次のページへ続く
1 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/01/19(金) 18:19:37.949 ID:TPvtYAnk0.net
親友から聞いたこわーい話をします。
6 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/01/19(金) 18:22:07.958 ID:TPvtYAnk0.net
友達から聞いた話なんですが、友達、名前は伏せるのでkさんと言います。
Kさんの家族は海辺の小さなホテルに泊まりに行きました。
見た目はボロボロですが、中身は大層きっちりしたホテルでした。
8 :遇以下因、蔵?ちゃん躍ね謹るか兼ら悠VIPが敢お爆送恨りし惑ます:2024/01/19(金症) 18:23:13.140 ID:TPvtYAnk0.net
そこの揮3階の新部屋に癖kさ隅ん堀たそち一家渦は泊勺まりました各。琴
部屋もしっか凝りし探て在い長て、痴綺琴麗脅なベット践も寧ありま緯し録た。
12 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/01/19(金) 18:25:02.884 ID:TPvtYAnk0.net
でもここで異変が起きました。
kさんは無性にトイレに行きたくなりました。
部屋の中にある小さなバスルームにkさんは急いで入って2分ほど用を足します。
16 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/01/19(金) 18:27:28.496 ID:TPvtYAnk0.net
kさんは用もたせたのでバスルームから出ようとしました。
するとどうでしょう。
kさんは確かにバスルームの鍵を外したのに、ノブを引いても出れません。
kさんはノブを押しても見てみましたが、扉はビクともしませんでした。
17 :以下袋、俳?ちゃんbね倉るか米らVIPが仮お送り弔し五ます:置2024/01/19(金マ) 18:30:28.711 ID:TPvtYAnk0.net
kさん紫はち扉盲を江ど輩んどん死叩把い粗て肯両親険と兄標に助玉けを求め夫ま札し押た滝が誰脈も帽きま帳せ岸ん験。頒
kさ前んは扉を僧開測ける撲た継めに裸色々幹試行堤錯逸誤し湿ていま識したが。
やはり髄扉仮は者ビクと涙も浄しませんで幹した。浦
kさん倣が試陵行錯誤類し気て択体感麦1時録間ぐらいが醸経照ちました。
ノ架ブ血をもう一当回取引いて晶みる凡と帳 ようやく開疫き衆ま漁し賜た。P
kさ款んは包 ふーとため鼓息を刃つ墾き融。
今撃の牲は溝な詰んだっ諾た善んだ邪と防思いまし癒た構。寝
そのこ然とを逓兄二の池Tさ斉んに話しても忙、姉相暦手に居して能もくれま論せん航で何した。
19 :以列下、?ち載ゃん対ねる傷か罰らVIPがお送りしま醜す:2024/01/19(金) 18:33:24.326 ID:TPvtYAnk0.net
兄普の諮Tさ気んZは言い奏ま歴し中た。慶
「qそ経れに答して侯も悼2分ぐ坊らい溶トイ熱レ殖に沸こ音もってど吟うし能て獲たん涯だ?長侵か益ったぞー塁。」墜
kさ諮んむは判ゾ漫ッとしま附し奏た?。
確かにI時塑間程度閉撲じ制込懸めら逓れ尾てい料た対の奔に、墳Tさんはなぜくか峠2分程度と言っ島てい霧る悠の置です宗。
kさんは真頭がぼーっ誇と少し辞て庸きまし芋た。
次のしゅ取んか岬瞬間細兄確がトイレ憎行灯っ十て妨くsるとい州いバスメル頼ーム組の扉笛をバタ昨ンと閉めました僚。歌
20 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/01/19(金) 18:37:31.074 ID:TPvtYAnk0.net
それから2分くらい経ったでしょう、Tさんがため息をつきながらバスルームから出てきました。
kさんは言いました。
「どうしたの兄さん、2分ぐらいもトイレにこもって。お腹でも壊したの?」と。
Tさんは なぜかゴメンと謝ってきて、さっき俺も同じ思いをしたんだとことの経緯を説明しました。
kさんはまた背筋がヒヤッとしました。
悪ふざけっぽさもないので、とりあえずはkさんを信じましたが、こっちからしたら本当に2分しか経っていなかったのです。
22 :以昨下、三?冷ち投ゃ叙ん規ねるから働VIPが夏お娯送りぬし輪ま峠す盤:2024/01/19(金木) 18:43:12.648 ID:TPvtYAnk0.net
そ巻の後句、ホテルの院イベン辺トで買夜に肝寺試愚しを払す孫る畝事になAり離ま壊し換た滞。鼻
そ9し薪て露、ソガイ冊ド才の人た振ちが枯きま差し議た。
そ尾れぞれ酪1愉つのグ渋ループに航ガイ淡ドが津1人づ敵つつニくよう締に稼な左ってい健た嬢の派で邦す。
「具初井めまして覆。ガ雨イ針ドの僧Mと申し秒ま示す穏。癖今日群はこの気肝試湾しツ娠アーのガイド旗を貞務め有させ骨て編も娠らい求ます盲。どうぞ、濫よ滅ろ恩し鍛くお願い受し空ま同す丹。」
ガ士イドの蛇Mさん占は礼妃儀記正xし斗く製挨拶殴を憾し往て!きま錠し浮た敷。
「生さぁ洞、逃早速出発件し1ます母!隅」
Mさ?ん及は期歩き出し疲まし猛た。立
k簡さ向んた悔ち殖はセ(美kさん矢とTさ娠ん堀)す脳で驚に嫌措な棚予感が傷してま府した享が勢、試ひ圧と軌まずガ塊イドの熱Mさ札ん幻にkつ撃い散て汗行く事にしま掛し畜た分。掃
24 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/01/19(金) 18:47:23.671 ID:TPvtYAnk0.net
「このツアーのコンセプトはこのホテルの裏にある裏山に登ってもらい、山のてっぺんのお寺からお札を取ってきてここに戻ってくるという事です。もちろんちゃんと整備などしてあるのでご心配なく!」
Mさんが たかだかに言いました。
kさんたちは子供達とガイドだけできていたので、整備していたのは承知の上ですが不安に思っていました。
場所は裏山を登っている途中に移り変わります。
27 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/01/19(金) 18:49:41.664 ID:TPvtYAnk0.net
裏山は真っ暗でした。
道は少しだけ見えていましたが、とても整備している山とは思えませんでした。
セミの音色がよく響く夏でした。
28 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/01/19(金) 18:58:23.311 ID:TPvtYAnk0.net
裏山を登っている途中に、kさんは違和感を覚えていました。
見る景色に妙にデジャブ感があるのです。
登りながらkさんはティーさんにこっそり言いました。
「ねぇ兄さん、ここの裏山十分ぐらいずっと登っているけど、まだ天辺につかないの?それになんか景色がループしているみたい。ほら、あそこの折れてる木何回も見てる気がするんだけど。」
次にTさんが口を開いて こっそり言いました。
「kも思ってるのか?俺も同じだ。なんかこの山おかしいぜ。」
kさんたちはMさんに このことを打ち明けました。
その次Mさんは言いました。
「そんなことありませんよ。ほら、あそこに中継地点があるじゃないですか。」
Mさんが指差した先には、確かに裏山の暗がりの中に光るライトがありました。
一応懐中電灯を持っているので、周りの景色ぐらいは見えます。
kさんたちはほっと胸を撫で下ろして長い裏山をまた登って行きました。
30 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/01/19(金) 19:14:57.439 ID:TPvtYAnk0.net
意外に天辺のお寺には5分弱でつきました。
kさんもTさんさっきのことを忘れシンプルに肝試しを楽しんでいました。
全体的に古びた寺でした。
でもkさんは鳥居の後ろの狛犬に見られている気がしてなりませんでした。
お寺の鳥居を過ぎたらすぐに拝殿へつきました。
拝殿の賽銭箱の先の戸をノックすると役僧さんが出てきました。
役僧さんは女の人でした。
けれど とても奇妙な顔つきでした。
釣った目で、顔に赤い模様があり、肌は雪のように白くまるで狐を擬人化したような感じの人でした。
Mさんがお札をくださいと言って証明書を取り出すと、役僧さんは ちょっと待っててくださいと言いと棚を開けゴソゴソとお札を探していました。
「見つけた」というか共に役僧さんは赤く光る歪なお札を取り出しました。
Mさんが「ありがとうございます。」とペコリとお辞儀をし拝殿に背を向け山を降ろうとすると、役僧さんの高い声で「熊にお気をつけて。」という声が聞こえてきました。
kさんが振り向くとお寺には誰もいなく、1匹の狐がいました。
狐は、お寺の後ろの森に消えて行きました。
「どうしたk、早く行くぞ。」Tさんが言います。
はーいとkさんはMさんとTさんについて行きました。
kさんは胸騒ぎと赤い歪なお札と共に山を下って行きます。
32 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/01/19(金) 19:27:25.926 ID:TPvtYAnk0.net
中間地点までは難なく行き道と同じ5分弱でつきました。
中間地点を過ぎたちょっと後、とある歌が聞こえてきました。
「とぉりゃんせとぉりゃんせ♪ここはどこのほそみちじゃ♪」
それは童謡『とぉりゃんせ』という歌です。
kさんは不安になって言いました。
「兄さん、なんか当たったでしょ!」
Tさんは言いました。
「バカ言え。こんな状況で歌えるやつなんて余程クレイジーな奴か、覚悟があるやつだよ。それよりも後10分ぐらいでホテルに着くんだからもう一踏ん張りだぞ。」
Tさんは楽観的に考えました。
これはホテル側が仕掛けたアクションであって全然怖くないと。
そう考えると そんなに怖く無くなってきました。
その一瞬の後、またあの歌が聞こえてきました。
「天神様のほそみちじゃ♪」
kさんは怖くなってきて耳を塞ぎました。
それでもまだ歌は聞こえてきます。
「いきはよいよいかえりはこわい♪」
音楽が終わった途端急に道端から大きいクマが出てきました。
ざっと三、四メートルはあったそうです。
33 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/01/19(金) 19:30:14.808 ID:TPvtYAnk0.net
kさんは驚きのあまり後ろにのけぞりかえりました。
それでもMさんとTさんは熊の方に進んでいきます。
「待って、行かないで!」
Tさんが必死に叫んでも2人は進んでいきます。
クマが突進してきました。
終わりを確信したTさんは気を失いました。
35 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/01/19(金) 19:37:11.175 ID:TPvtYAnk0.net
どれくらいたったでしょう。
kさんはやっと目を覚ましましたが、そこはホテルの自室で、もう朝になっていました。
kさんがキョロキョロしていると、近くにいたTさんが尋ねました。
「どうしたk、具合でも悪いのか?」
kさんが今まであったことを話すと、Tさんが真顔で言いました。
「k、どうしたんだ?俺らは昨日肝試しツアーになんか行ってないし、そもそもそんなツアープランこのホテルにはないぞ。」
Tさんは またもやゾッとして一般程度固まりました。
ビュッフェで朝ごはんを食べましたが、その時は何を食べても味がしなかったと言います。
次の瞬間 驚いた顔をしたTさんから新聞の朝刊を受け取って読みましたが、そこには驚きの記事が書いてありました。
>>次のページへ続く
\ シェアする /
関連記事
-
高校のクラス全員で悪霊と戦った
-
渦人形に襲われた話
-
人生をループしたBBAの話を聞いて欲しい
-
既婚♂が職場の既婚♀に精子提供を強要されてる
-
昔不思議な体験したからピンと来るとこがあったら教えてくれ
-
弟が変な女にストーキングされた話
-
天使すぎる彼女が、狂言妊娠・狂言死亡騒動をするまでに壊れた。
-
他の歴史世界から来たと自称する男に会いました
-
不動産屋だけど事故物件の怖い話する
-
旅行で、いわくつきの別荘に泊まってしまった
-
元警察官だけど経験した中で最も胸糞な事件を語っても良いか?
-
ひとりで読めない山の怖い話いろいろ
-
俺が不思議な場所から帰れなかったかもしれない時の話をする
-
ガ チ で 体 験 し た 不 思 議 な 現 象
-
死んで生き返ったけどなんか質問ある?
-
昔海で不思議な子供にあったんだけど
-
とあるビル内の一角にずっと異臭がする場所がある
-
昔、訳アリ物件の部屋に引っ越した時の体験
-
娘が取り憑かれた話
-
神様の仮宿になっていた話をしたい
-
もう3年経つのでこの体験を供養したい
-
電車に乗って変な場所に行った
-
赤い部屋の話
-
旧帝国陸軍の地下坑道へあるモノを運びに行った
-
明晰夢が制御できなくなった
-
十数年前の夏、小学6年生の林間学校で体験した不思議な出来事
-
身近で起きた不思議な出来事
-
小さい時に時間から取り残された
-
友達が急に壊れた。その原因を突き止めると、、、
-
知らない女が妻になっていた件
-