好きだった人の話
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101 :名も無き被検体774号+:2012/10/25(木) 11:47:35.25 ID:aLBhOFK/0
私「2日続けては悪いし今日は2人とも仕事に行くよ」
T「なんでー?いいじゃん別に!!!」
私「ごめんね?泊めてくれてありがとう」
T「Aも帰りたいの?(この時自然にAを呼び捨てにしていた)」
A「俺は別にどっちでもいいけど?」
T「ほらー!Aは良いっていってんじゃん!うちとAが2人で泊まってもいいの?www」
私「わかったよ・・・今日も泊まらせてもらうね」
またTの家に3人で泊まることになり、3人でお酒を飲んだりゲームしたりした。
朝方になって2人はゲームで盛り上がっていたが、私はウトウトしてきてTが敷いてくれた布団に横になっていた。
気が付くと私は少し寝ていたみたいで目を覚ますとTとAはゲームをやめていて2人でお酒を飲んでいるようだった。
楽しく話している2人が気にはなったが ゲームの事など大した話をしていなかったので私はそのまままた眠りについた。
朝になってAが隣で眠っていて安心した。
Tは1人でベッドで寝ていた。
その日は2人ともTの家から仕事へ行った。
それからTには何度も遊びに誘われるようになった。
102 :名も無き被検体774号+:2012/10/25(木) 12:10:04.86 ID:aLBhOFK/0
Tには年上の男友達が何人もいて そのほとんどがTの事を好きらしかった。
Tは太っているし そこまで可愛い訳でもないのに何故かモテていた。
腕には何人かの男の名前がカッターで彫ってあったし、根性焼きも何個かあった。
経験人数も16歳の時点で50人を超えているようで援助交際をしていた過去もあった。
世間で言うモテるタイプとはかけ離れたスペックだったので どんなにAとTが仲良くしていても私は勝手に安心していた。
Aも「Tみたいなタイプだけは無理。援交してたとかキモいし」と言っていた。
だから後に私抜きでTとAが遊ぶようになってもあまり気にしていなかった。
(2人きりじゃなく他に友達もいると言っていたので)
103 :名も無き被検体774号+:2012/10/25(木) 12:10:36.00 ID:aLBhOFK/0
家出をして3ヶ月が経った頃、Aと別行動をしていた時に私は警察に補導された。
Aは荷物を取りに実家にこっそり帰っている所だった。
親から捜索願が出ていたらしく警察にはすごく怒られた。
荷物を調べられキャバクラの名刺が出てきて ただの家出では済まなくなり警察署に1晩泊まることになった。
警察には携帯を没収されなかったためAに電話をすると繋がらなかった。
仕事に行ったと思っていたのでメールを送っておいた。
次の日 警察に親が迎えに来て家に戻ることになった。
母も叔父や叔母も本当に心配してくれていたようで誰も私を怒らなかった。
「帰ってきてくれて良かった」と言ってくれた。
104 :名も無き被検体774号+:2012/10/25(木) 12:21:09.72 ID:aLBhOFK/0
母「もう2人の事は反対しないからA君にも家に帰るように連絡しなさい」
母「A君が帰ってきたらこれからの事をA君の両親も交えて話し合おう」
母の言葉が本当に嬉しかった。
嬉しくて早くAに言いたくて何度も電話やメールをしたけど全然繋がらなかった。
Aの家に電話をかけたがAはまだ家に戻っていないようだった。
Aの事が心配になりTに連絡することにした。
105 :名も無き被検体774号+:2012/10/25(木) 12:23:20.77 ID:aLBhOFK/0
私「Aと連絡が取れないんだけど何でだろう・・・T知らない?」
T「え?何で?Aどうしたの?うち知らないよ!ここ1週間くらい会ってないし」
私「そっか・・・どうしよう・・・(私泣き出す)」
T「大丈夫?うちからもAに連絡してみるわ!」
私「うん・・・お願い・・・ありがと・・・」
T「じゃあ何かわかったら連絡するね」
でもTから連絡は来なかった。
更に3日くらいしたあと私からTに連絡をした。
108 :名も無き被検体774号+:2012/10/25(木) 12:33:29.46 ID:aLBhOFK/0
私「Aの事何かわかった?」
T「うーん・・・Aに電話してもメールしても通じないよー」
私「そうなんだよね、携帯の電源は入ってるみたいななのに」
T「うちの男友達のところとかに行ってるのかもしれないし色んなやつに聞いてみるわ」
T「だから心配すんなって!!!じゃあまた連絡するわ」
私「うん・・・ありがと。Tにも迷惑かけてごめんね・・・」
T「2人ともうちの友達じゃん!気にすんなって!」
Tは親身になって話を聞いてくれて私とAの事を本当に心配しているようだった。
それでもやっぱりAからもTからも連絡が来なくて私はまたAの家に電話をかけた。
109 :名も無き被検体774号+:2012/10/25(木) 12:40:14.47 ID:aLBhOFK/0
Aの母「Aなら家にいるけど代わる?」
私「え??A家にいるんですか?お願いします!!!!」
Aの母「ちょっと待ってね」(Aを呼びに行く)
Aの母「Aが出たくないって・・・そういえばあなた達別れたんじゃないの?」
私「え・・・?A君がそう言ってたんですか?」
Aの母「とりあえずAに連絡するように言っておくから待ってて頂戴!」
そう言って一方的に電話を切られて1時間くらいした頃、携帯にAから着信があった。
110 :名も無き被検体774号+:2012/10/25(木) 12:54:44.12 ID:aLBhOFK/0
私「ねぇ何で連絡くれなかったの??私何かした??」
A「別れよう」
私「は?」
A「別れようって言ってんの!じゃあもう電話してこないでね〜」
私「ちょっと待」ブツッ
何度もかけ直してもAは電話に出なくて再度Aの家に電話をかけ、Aが出た。
A「もう電話してくるなって言ってるじゃん」
私「何で?」
A「もう別れたから」
私「意味わかんないよ!私がなにかしたの?」
A「別に〜」
私「ちゃんと話してくれないなら今からAの家に行くから」
A「は?来るなよ」
私「もういい!今から行くから!」
私は電話を切ってすぐにAの家に向かった。
111 :名も無き被検体774号+:2012/10/25(木) 12:55:38.92 ID:aLBhOFK/0
Aの家に着きAの母が出てきて2階にAを呼びに行った。
2階ではAとAの母が揉めていたが、しばらくしてAは降りて来た。
久しぶりに見るAはどこか雰囲気が変わっていた。
よく見るとAの白い首筋に何個もキスマークらしき跡がついていた。
私は嫌な予感がしてAの部屋に急いで向かった。
Aの部屋にはタバコを吸いながらゲームをしているTと知らない男の人がいた。
113 :名も無き被検体774号+:2012/10/25(木) 13:03:21.27 ID:aLBhOFK/0
状況が理解できなくて泣きじゃくる私にTは言った。
T「大丈夫?とりあえず落ち着きな?Aの家にも迷惑だし外に出よう?」
Tにも言いたいことはたくさんあったがそれに従った。
一緒にいたTの男友達も含めて4人でAの家の近くの公園に行った。
Tは「うちが話すから」とAに言い私とTの2人で話すことになった。
私「Aと連絡取ってたんだ。嘘つき」
T「だってAから口止めされてたからさ」
私「だからって私がAの事心配してたの知ってたじゃん!」
T「でもAとの約束も破れないしさーだってどっちも友達じゃん」
T「てかAと別れたんでしょ?ならもう関係なくない?」
私「はぁ?別れてないけど!!!」
T「Aは別れたって言ってるよ、それにAにはもう新しく付き合ってる奴いるから」
私「どういう事?誰なの?」
T「Aに聞いてみればー?www」
私はAに誰と付き合っているのかを尋ねた。
始めは「言いたくない」と言って黙り込んでいたが、Tが「言えばいじゃん」と言うとその人物を教えてくれた。
114 :名も無き被検体774号+:2012/10/25(木) 13:15:22.85 ID:pVrKQQL50
昨日から見てるぜー
Aクズ野郎だな!
115 :名も無き被検体774号+:2012/10/25(木) 13:26:20.83 ID:aLBhOFK/0
>>114
ありがとう!
書くの遅くてごめんね
116 :名も無き被検体774号+:2012/10/25(木) 13:26:54.70 ID:aLBhOFK/0
Aは「Tと付き合ってる」と言った。
もう何て言っていいかわからなくて泣くしかなかった。
Tは白々しく「ごめんねー。うちもAの事好きだったからさ」と言ってきた。
Aが他になんて言ってたかは覚えていない。
AとTと男友達は これから用事があって時間ないからと言って私を無理やり家まで送っていった。
家に帰って一人で泣いたあとやっぱり納得できなくてAにもTにも何度も電話をした。
何十回電話したかわからないけど、しばらくしてTが電話に出た。
T「お願いだからもう うちの携帯に電話しないで・・・」
Tは泣いているような声だった。
何で泣いているのか意味がわからなかったが、Tに「電話するならAにして」と言われたのでAにまた何度も電話をした。
それでも出なかったので またTに電話をするとAが出た。
そこでTの泣いている理由が判明する。
117 :名も無き被検体774号+:2012/10/25(木) 13:34:33.68 ID:aLBhOFK/0
AとTと男友達の”用事”というのは”葬式”の事であった。
Tの親友の女の子が彼氏とのドライブ中に、彼氏が起こした事故によって亡くなっていた。
その女の子とは私も一度だけTに紹介され遊んだことがあった。
Tの友達にしては まともな子でちゃんと高校にも通っていて外見も普通の女子高生だった。
私も元は真面目な学生だったので Tよりもその友達との方が気が合う位だった。
なので1度しか会った事がないとはいえ、本当に悲しかった。
親友が亡くなっているのにTはAの家で先程まで笑ってタバコを吸ってゲームをしていた。
それにさっきまで一緒にいたTの男友達こそが、事故を起こした張本人である彼氏だった。
その男友達も彼女を死なせておいてTと一緒に笑ってゲームしていたのだ。
何だか気持ちが悪くなった。
Aの事なんてどうでもいいと思うほどその事の方が不快だった。
私「2日続けては悪いし今日は2人とも仕事に行くよ」
T「なんでー?いいじゃん別に!!!」
私「ごめんね?泊めてくれてありがとう」
T「Aも帰りたいの?(この時自然にAを呼び捨てにしていた)」
A「俺は別にどっちでもいいけど?」
T「ほらー!Aは良いっていってんじゃん!うちとAが2人で泊まってもいいの?www」
私「わかったよ・・・今日も泊まらせてもらうね」
またTの家に3人で泊まることになり、3人でお酒を飲んだりゲームしたりした。
朝方になって2人はゲームで盛り上がっていたが、私はウトウトしてきてTが敷いてくれた布団に横になっていた。
気が付くと私は少し寝ていたみたいで目を覚ますとTとAはゲームをやめていて2人でお酒を飲んでいるようだった。
楽しく話している2人が気にはなったが ゲームの事など大した話をしていなかったので私はそのまままた眠りについた。
朝になってAが隣で眠っていて安心した。
Tは1人でベッドで寝ていた。
その日は2人ともTの家から仕事へ行った。
それからTには何度も遊びに誘われるようになった。
102 :名も無き被検体774号+:2012/10/25(木) 12:10:04.86 ID:aLBhOFK/0
Tには年上の男友達が何人もいて そのほとんどがTの事を好きらしかった。
Tは太っているし そこまで可愛い訳でもないのに何故かモテていた。
腕には何人かの男の名前がカッターで彫ってあったし、根性焼きも何個かあった。
経験人数も16歳の時点で50人を超えているようで援助交際をしていた過去もあった。
世間で言うモテるタイプとはかけ離れたスペックだったので どんなにAとTが仲良くしていても私は勝手に安心していた。
Aも「Tみたいなタイプだけは無理。援交してたとかキモいし」と言っていた。
だから後に私抜きでTとAが遊ぶようになってもあまり気にしていなかった。
(2人きりじゃなく他に友達もいると言っていたので)
103 :名も無き被検体774号+:2012/10/25(木) 12:10:36.00 ID:aLBhOFK/0
家出をして3ヶ月が経った頃、Aと別行動をしていた時に私は警察に補導された。
Aは荷物を取りに実家にこっそり帰っている所だった。
親から捜索願が出ていたらしく警察にはすごく怒られた。
荷物を調べられキャバクラの名刺が出てきて ただの家出では済まなくなり警察署に1晩泊まることになった。
警察には携帯を没収されなかったためAに電話をすると繋がらなかった。
仕事に行ったと思っていたのでメールを送っておいた。
次の日 警察に親が迎えに来て家に戻ることになった。
母も叔父や叔母も本当に心配してくれていたようで誰も私を怒らなかった。
「帰ってきてくれて良かった」と言ってくれた。
104 :名も無き被検体774号+:2012/10/25(木) 12:21:09.72 ID:aLBhOFK/0
母「もう2人の事は反対しないからA君にも家に帰るように連絡しなさい」
母「A君が帰ってきたらこれからの事をA君の両親も交えて話し合おう」
母の言葉が本当に嬉しかった。
嬉しくて早くAに言いたくて何度も電話やメールをしたけど全然繋がらなかった。
Aの家に電話をかけたがAはまだ家に戻っていないようだった。
Aの事が心配になりTに連絡することにした。
105 :名も無き被検体774号+:2012/10/25(木) 12:23:20.77 ID:aLBhOFK/0
私「Aと連絡が取れないんだけど何でだろう・・・T知らない?」
T「え?何で?Aどうしたの?うち知らないよ!ここ1週間くらい会ってないし」
私「そっか・・・どうしよう・・・(私泣き出す)」
T「大丈夫?うちからもAに連絡してみるわ!」
私「うん・・・お願い・・・ありがと・・・」
T「じゃあ何かわかったら連絡するね」
でもTから連絡は来なかった。
更に3日くらいしたあと私からTに連絡をした。
108 :名も無き被検体774号+:2012/10/25(木) 12:33:29.46 ID:aLBhOFK/0
私「Aの事何かわかった?」
T「うーん・・・Aに電話してもメールしても通じないよー」
私「そうなんだよね、携帯の電源は入ってるみたいななのに」
T「うちの男友達のところとかに行ってるのかもしれないし色んなやつに聞いてみるわ」
T「だから心配すんなって!!!じゃあまた連絡するわ」
私「うん・・・ありがと。Tにも迷惑かけてごめんね・・・」
T「2人ともうちの友達じゃん!気にすんなって!」
Tは親身になって話を聞いてくれて私とAの事を本当に心配しているようだった。
それでもやっぱりAからもTからも連絡が来なくて私はまたAの家に電話をかけた。
109 :名も無き被検体774号+:2012/10/25(木) 12:40:14.47 ID:aLBhOFK/0
Aの母「Aなら家にいるけど代わる?」
私「え??A家にいるんですか?お願いします!!!!」
Aの母「ちょっと待ってね」(Aを呼びに行く)
Aの母「Aが出たくないって・・・そういえばあなた達別れたんじゃないの?」
私「え・・・?A君がそう言ってたんですか?」
Aの母「とりあえずAに連絡するように言っておくから待ってて頂戴!」
そう言って一方的に電話を切られて1時間くらいした頃、携帯にAから着信があった。
110 :名も無き被検体774号+:2012/10/25(木) 12:54:44.12 ID:aLBhOFK/0
私「ねぇ何で連絡くれなかったの??私何かした??」
A「別れよう」
私「は?」
A「別れようって言ってんの!じゃあもう電話してこないでね〜」
私「ちょっと待」ブツッ
何度もかけ直してもAは電話に出なくて再度Aの家に電話をかけ、Aが出た。
A「もう電話してくるなって言ってるじゃん」
私「何で?」
A「もう別れたから」
私「意味わかんないよ!私がなにかしたの?」
A「別に〜」
私「ちゃんと話してくれないなら今からAの家に行くから」
A「は?来るなよ」
私「もういい!今から行くから!」
私は電話を切ってすぐにAの家に向かった。
111 :名も無き被検体774号+:2012/10/25(木) 12:55:38.92 ID:aLBhOFK/0
Aの家に着きAの母が出てきて2階にAを呼びに行った。
2階ではAとAの母が揉めていたが、しばらくしてAは降りて来た。
久しぶりに見るAはどこか雰囲気が変わっていた。
よく見るとAの白い首筋に何個もキスマークらしき跡がついていた。
私は嫌な予感がしてAの部屋に急いで向かった。
Aの部屋にはタバコを吸いながらゲームをしているTと知らない男の人がいた。
113 :名も無き被検体774号+:2012/10/25(木) 13:03:21.27 ID:aLBhOFK/0
状況が理解できなくて泣きじゃくる私にTは言った。
T「大丈夫?とりあえず落ち着きな?Aの家にも迷惑だし外に出よう?」
Tにも言いたいことはたくさんあったがそれに従った。
一緒にいたTの男友達も含めて4人でAの家の近くの公園に行った。
Tは「うちが話すから」とAに言い私とTの2人で話すことになった。
私「Aと連絡取ってたんだ。嘘つき」
T「だってAから口止めされてたからさ」
私「だからって私がAの事心配してたの知ってたじゃん!」
T「でもAとの約束も破れないしさーだってどっちも友達じゃん」
T「てかAと別れたんでしょ?ならもう関係なくない?」
私「はぁ?別れてないけど!!!」
T「Aは別れたって言ってるよ、それにAにはもう新しく付き合ってる奴いるから」
私「どういう事?誰なの?」
T「Aに聞いてみればー?www」
私はAに誰と付き合っているのかを尋ねた。
始めは「言いたくない」と言って黙り込んでいたが、Tが「言えばいじゃん」と言うとその人物を教えてくれた。
114 :名も無き被検体774号+:2012/10/25(木) 13:15:22.85 ID:pVrKQQL50
昨日から見てるぜー
Aクズ野郎だな!
115 :名も無き被検体774号+:2012/10/25(木) 13:26:20.83 ID:aLBhOFK/0
>>114
ありがとう!
書くの遅くてごめんね
116 :名も無き被検体774号+:2012/10/25(木) 13:26:54.70 ID:aLBhOFK/0
Aは「Tと付き合ってる」と言った。
もう何て言っていいかわからなくて泣くしかなかった。
Tは白々しく「ごめんねー。うちもAの事好きだったからさ」と言ってきた。
Aが他になんて言ってたかは覚えていない。
AとTと男友達は これから用事があって時間ないからと言って私を無理やり家まで送っていった。
家に帰って一人で泣いたあとやっぱり納得できなくてAにもTにも何度も電話をした。
何十回電話したかわからないけど、しばらくしてTが電話に出た。
T「お願いだからもう うちの携帯に電話しないで・・・」
Tは泣いているような声だった。
何で泣いているのか意味がわからなかったが、Tに「電話するならAにして」と言われたのでAにまた何度も電話をした。
それでも出なかったので またTに電話をするとAが出た。
そこでTの泣いている理由が判明する。
117 :名も無き被検体774号+:2012/10/25(木) 13:34:33.68 ID:aLBhOFK/0
AとTと男友達の”用事”というのは”葬式”の事であった。
Tの親友の女の子が彼氏とのドライブ中に、彼氏が起こした事故によって亡くなっていた。
その女の子とは私も一度だけTに紹介され遊んだことがあった。
Tの友達にしては まともな子でちゃんと高校にも通っていて外見も普通の女子高生だった。
私も元は真面目な学生だったので Tよりもその友達との方が気が合う位だった。
なので1度しか会った事がないとはいえ、本当に悲しかった。
親友が亡くなっているのにTはAの家で先程まで笑ってタバコを吸ってゲームをしていた。
それにさっきまで一緒にいたTの男友達こそが、事故を起こした張本人である彼氏だった。
その男友達も彼女を死なせておいてTと一緒に笑ってゲームしていたのだ。
何だか気持ちが悪くなった。
Aの事なんてどうでもいいと思うほどその事の方が不快だった。
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