お姉さんに恋してしまったら予想以上に年上だった
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251 :多田 ◆vp9hIMylgQ @\(^o^)/:2016/02/23(火) 22:23:18.84 ID:Yy3vAb+4.net
練習の時のさゆりさんを思い出す。
血の気が引いた。
俺「…怖い?」
さゆり「小さい頃は授業参観の度にヤクザみたいとか言われてた笑」
俺「((((;゚Д゚)))))))」
気を取り直して。
俺「身長は?」
さゆり「180は超えてるなぁ」
俺「((((;゚Д゚)))))))」
253 :多田 ◆vp9hIMylgQ @\(^o^)/:2016/02/23(火) 22:27:29.05 ID:Yy3vAb+4.net
お仕事は鉄鋼業の部長さんらしい。しかも現場からの叩き上げ。定年前。
俺の中で凄く恐ろしいイメージが出来上がりつつあった。
さゆり「でさー」
俺「ん?」
さゆり「お父さんが私たち付き合ってるって知ったの一週間前だから笑」
なん…だと…
255 :多田 ◆vp9hIMylgQ @\(^o^)/:2016/02/23(火) 22:30:31.09 ID:Yy3vAb+4.net
俺「あばばばば」
さゆり「で、あなたの年齢知ったの今朝だから笑」
俺「何故そんなに追い込むノダ…」
さゆり「だって付き合ってるの気付いてるんかなぁって思ったけど、気付いてなかったんだもん」
俺「年齢の件は?」
さゆり「言うの忘れてた笑」
このやろおおおぉぉぉ
257 :多田 ◆vp9hIMylgQ @\(^o^)/:2016/02/23(火) 22:41:10.31 ID:Yy3vAb+4.net
とりあえず、さゆりさんは確信犯でないことを祈ります。
挨拶当日。
半袖カッターシャツに菓子折りを持ってさゆり車で国生邸へ。
さゆり「そういえばね笑」
俺「ん?」
さゆり「妹(俺の一回り上)に彼氏迎えに行ってくるって言ったら、住所教えたらカーナビあるじゃんと言われたの」
俺「ん?うん」
さゆり「いや、彼氏は今免許取ってる最中だからって言ったら」
妹『え、彼氏何歳…?』
さゆり「って言われてた笑。また言うの忘れてた笑」
俺「……」
確信犯か、この人。
立派な家である。庭先にはお義父さんが日曜大工で作った小さな噴水とかあったり。
俺「……」⬅︎緊張
258 :多田 ◆vp9hIMylgQ @\(^o^)/:2016/02/23(火) 22:47:42.01 ID:Yy3vAb+4.net
さゆり「ちょっと待っててねー」
ガチャっ
さゆり「ただいまー!連れてきたよー!」
さゆり母「あらあら、わざわざ遠いところからお越し頂いてありがとうございます。さゆりの母です」
俺「あ、さゆりさんとお付き合いさせて頂いてる多田です。これ、お口に合うかどうかわかりませんが」
持ってきた菓子折りを玄関先で渡す俺。
これでいいのか?
さゆり母「わざわざすいません。ありがとうございます」
さゆり「お父さんは?」
さゆり母「お父さん、部下が熱中症で倒れたらしいから病院行ってる。多分、もうすぐ帰ってくるよ」
お義父さんは まだいないのか……。
ちょっと安心
259 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/23(火) 22:49:36.20 ID:vp7hzZip.net
(清原みたいなのが現れたらどうしよう)
260 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/23(火) 22:50:50.17 ID:evv4HR7q.net
わくわく
262 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/23(火) 22:51:38.22 ID:fHN9/WOh.net
その後1の姿を見たものはなかった
265 :多田 ◆vp9hIMylgQ @\(^o^)/:2016/02/23(火) 22:57:06.84 ID:Yy3vAb+4.net
玄関先でさゆり妹さん登場。似てないけど美人。てか、なんだこの年齢不詳姉妹は。
妹「妹です」
俺「よろしくお願いします」
母「さあ、居間で待っててください」
居間に通される。
椅子に座って出されたコーヒーを啜る。
味がしない。
さゆり「ふふふw」
俺「ん?」
さゆり「借りてきた猫みたい笑」
うるさい。
267 :多田 ◆vp9hIMylgQ @\(^o^)/:2016/02/23(火) 22:59:18.32 ID:Yy3vAb+4.net
何分くらいコーヒー啜ってただろう…。
ガチャっ
居間のとびらがあいた
270 :多田 ◆vp9hIMylgQ @\(^o^)/:2016/02/23(火) 23:03:25.44 ID:Yy3vAb+4.net
??「おう、お前が多田か」
扉の先には中肉中背、180cmくらいの年配の方が。
ん?
この顔は……
シルベスタ・スタローン…!?
272 :多田 ◆vp9hIMylgQ @\(^o^)/:2016/02/23(火) 23:05:47.85 ID:Yy3vAb+4.net
眼光がヤバイ。威圧感半端ない。しかも口調が喧嘩腰だし。ある意味想像通り……((((;゚Д゚)))))))
とりあえず起立。
俺「あ、あの!私、さゆりさんとお付き合いさせて頂いてる多田と申します!」
義父「おぅ。まあ、座れ」
俺「あ、はい…」
273 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/23(火) 23:07:22.03 ID:vp7hzZip.net
いきなりアフガンの戦場に
275 :多田 ◆vp9hIMylgQ @\(^o^)/:2016/02/23(火) 23:09:26.72 ID:Yy3vAb+4.net
義父「……」
俺「……」
気まずい沈黙。
てか、この場で言葉を発するの無理だろ。
床に頭を擦り付けて「お義父さん!さゆりさんを私にください!」と言うべきなのだろうか…?
俺「……(何か言わなきゃ)」
義父「おい」
俺「は、はい!」
280 :多田 ◆vp9hIMylgQ @\(^o^)/:2016/02/23(火) 23:17:44.21 ID:Yy3vAb+4.net
義父「お前いくつだ」
俺「22です…」
義父「大学か」
俺「A大学です」
義父「就職は?」
俺「公務員試験受けようと思ってます」
義父「まだ決まってないんか」
俺「…今勉強してます」
尋問??ねぇ、これ尋問??
283 :多田 ◆vp9hIMylgQ @\(^o^)/:2016/02/23(火) 23:22:58.89 ID:Yy3vAb+4.net
義父「おい」
俺「はい!」
義父「別に若いからどうとか年の差があるからどうとか言わん」
俺「……っ」
義父「ただ、結婚っていうのは責任がついて来るからな」
俺「はい…」
義父「中途半端な真似だけはするなよ」
俺「はい…!」
え?さゆりさんと結婚してもいいってこと…?
285 :多田 ◆vp9hIMylgQ @\(^o^)/:2016/02/23(火) 23:28:14.30 ID:Yy3vAb+4.net
どうやら話は終わったみたいだ。
心臓止まるかと思った。けど、目の前に義父がいるので気を抜けない。
義父「とりあえず結婚するのは就職決まってからにしろ」
俺「…はい」
就職浪人だけは避けなければならなくなった。
とりあえず当面の難関はこの就職問題だろう。そう思った矢先。
義父「おう。飯を食いに行くぞ。着いてこい」
マジか…
287 :多田 ◆vp9hIMylgQ @\(^o^)/:2016/02/23(火) 23:35:08.43 ID:Yy3vAb+4.net
俺としては胃がキリキリするから早くこの場を抜け出したかったけれども、そうもいかないようだ。
さゆり家族は義父の車、俺は さゆりさんの車に乗って食事の場所へ向かった。
俺「怖かったー…」
さゆり「お疲れ様」
俺「ねぇ、この食事会って事前に決まってた?」
さゆり「うん。言ってなかったけど」
このやろおおおぉぉぉ
288 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/23(火) 23:37:27.42 ID:evv4HR7q.net
小悪魔さゆりさん
295 :多田 ◆vp9hIMylgQ @\(^o^)/:2016/02/23(火) 23:44:59.19 ID:Yy3vAb+4.net
食事会はちょっと雰囲気のいい和食屋さん
みんな思い思いに色々頼んでた。
俺はというと何を頼むべきかとか悩み出してキリがなかったので、さゆりさんと同じものにした。
やがて料理が運ばれて来て色々と話が弾む。
ここでこのスレに書いたような付き合うまでの流れを言っていた。
義父「こいつはもう結婚しないもんだと思ってたんだがな」
聞けば さゆりさん、義父の持ってきた見合い話はことごとく斬って捨てたそうな。
さゆりさん曰く
結婚は無理にするもんじゃない。いい人がいればする
とのことだ。カッコイイ(・ω・)笑
練習の時のさゆりさんを思い出す。
血の気が引いた。
俺「…怖い?」
さゆり「小さい頃は授業参観の度にヤクザみたいとか言われてた笑」
俺「((((;゚Д゚)))))))」
気を取り直して。
俺「身長は?」
さゆり「180は超えてるなぁ」
俺「((((;゚Д゚)))))))」
253 :多田 ◆vp9hIMylgQ @\(^o^)/:2016/02/23(火) 22:27:29.05 ID:Yy3vAb+4.net
お仕事は鉄鋼業の部長さんらしい。しかも現場からの叩き上げ。定年前。
俺の中で凄く恐ろしいイメージが出来上がりつつあった。
さゆり「でさー」
俺「ん?」
さゆり「お父さんが私たち付き合ってるって知ったの一週間前だから笑」
なん…だと…
255 :多田 ◆vp9hIMylgQ @\(^o^)/:2016/02/23(火) 22:30:31.09 ID:Yy3vAb+4.net
俺「あばばばば」
さゆり「で、あなたの年齢知ったの今朝だから笑」
俺「何故そんなに追い込むノダ…」
さゆり「だって付き合ってるの気付いてるんかなぁって思ったけど、気付いてなかったんだもん」
俺「年齢の件は?」
さゆり「言うの忘れてた笑」
このやろおおおぉぉぉ
257 :多田 ◆vp9hIMylgQ @\(^o^)/:2016/02/23(火) 22:41:10.31 ID:Yy3vAb+4.net
とりあえず、さゆりさんは確信犯でないことを祈ります。
挨拶当日。
半袖カッターシャツに菓子折りを持ってさゆり車で国生邸へ。
さゆり「そういえばね笑」
俺「ん?」
さゆり「妹(俺の一回り上)に彼氏迎えに行ってくるって言ったら、住所教えたらカーナビあるじゃんと言われたの」
俺「ん?うん」
さゆり「いや、彼氏は今免許取ってる最中だからって言ったら」
妹『え、彼氏何歳…?』
さゆり「って言われてた笑。また言うの忘れてた笑」
俺「……」
確信犯か、この人。
立派な家である。庭先にはお義父さんが日曜大工で作った小さな噴水とかあったり。
俺「……」⬅︎緊張
258 :多田 ◆vp9hIMylgQ @\(^o^)/:2016/02/23(火) 22:47:42.01 ID:Yy3vAb+4.net
さゆり「ちょっと待っててねー」
ガチャっ
さゆり「ただいまー!連れてきたよー!」
さゆり母「あらあら、わざわざ遠いところからお越し頂いてありがとうございます。さゆりの母です」
俺「あ、さゆりさんとお付き合いさせて頂いてる多田です。これ、お口に合うかどうかわかりませんが」
持ってきた菓子折りを玄関先で渡す俺。
これでいいのか?
さゆり母「わざわざすいません。ありがとうございます」
さゆり「お父さんは?」
さゆり母「お父さん、部下が熱中症で倒れたらしいから病院行ってる。多分、もうすぐ帰ってくるよ」
お義父さんは まだいないのか……。
ちょっと安心
259 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/23(火) 22:49:36.20 ID:vp7hzZip.net
(清原みたいなのが現れたらどうしよう)
260 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/23(火) 22:50:50.17 ID:evv4HR7q.net
わくわく
262 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/23(火) 22:51:38.22 ID:fHN9/WOh.net
その後1の姿を見たものはなかった
265 :多田 ◆vp9hIMylgQ @\(^o^)/:2016/02/23(火) 22:57:06.84 ID:Yy3vAb+4.net
玄関先でさゆり妹さん登場。似てないけど美人。てか、なんだこの年齢不詳姉妹は。
妹「妹です」
俺「よろしくお願いします」
母「さあ、居間で待っててください」
居間に通される。
椅子に座って出されたコーヒーを啜る。
味がしない。
さゆり「ふふふw」
俺「ん?」
さゆり「借りてきた猫みたい笑」
うるさい。
267 :多田 ◆vp9hIMylgQ @\(^o^)/:2016/02/23(火) 22:59:18.32 ID:Yy3vAb+4.net
何分くらいコーヒー啜ってただろう…。
ガチャっ
居間のとびらがあいた
270 :多田 ◆vp9hIMylgQ @\(^o^)/:2016/02/23(火) 23:03:25.44 ID:Yy3vAb+4.net
??「おう、お前が多田か」
扉の先には中肉中背、180cmくらいの年配の方が。
ん?
この顔は……
シルベスタ・スタローン…!?
272 :多田 ◆vp9hIMylgQ @\(^o^)/:2016/02/23(火) 23:05:47.85 ID:Yy3vAb+4.net
眼光がヤバイ。威圧感半端ない。しかも口調が喧嘩腰だし。ある意味想像通り……((((;゚Д゚)))))))
とりあえず起立。
俺「あ、あの!私、さゆりさんとお付き合いさせて頂いてる多田と申します!」
義父「おぅ。まあ、座れ」
俺「あ、はい…」
273 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/23(火) 23:07:22.03 ID:vp7hzZip.net
いきなりアフガンの戦場に
275 :多田 ◆vp9hIMylgQ @\(^o^)/:2016/02/23(火) 23:09:26.72 ID:Yy3vAb+4.net
義父「……」
俺「……」
気まずい沈黙。
てか、この場で言葉を発するの無理だろ。
床に頭を擦り付けて「お義父さん!さゆりさんを私にください!」と言うべきなのだろうか…?
俺「……(何か言わなきゃ)」
義父「おい」
俺「は、はい!」
280 :多田 ◆vp9hIMylgQ @\(^o^)/:2016/02/23(火) 23:17:44.21 ID:Yy3vAb+4.net
義父「お前いくつだ」
俺「22です…」
義父「大学か」
俺「A大学です」
義父「就職は?」
俺「公務員試験受けようと思ってます」
義父「まだ決まってないんか」
俺「…今勉強してます」
尋問??ねぇ、これ尋問??
283 :多田 ◆vp9hIMylgQ @\(^o^)/:2016/02/23(火) 23:22:58.89 ID:Yy3vAb+4.net
義父「おい」
俺「はい!」
義父「別に若いからどうとか年の差があるからどうとか言わん」
俺「……っ」
義父「ただ、結婚っていうのは責任がついて来るからな」
俺「はい…」
義父「中途半端な真似だけはするなよ」
俺「はい…!」
え?さゆりさんと結婚してもいいってこと…?
285 :多田 ◆vp9hIMylgQ @\(^o^)/:2016/02/23(火) 23:28:14.30 ID:Yy3vAb+4.net
どうやら話は終わったみたいだ。
心臓止まるかと思った。けど、目の前に義父がいるので気を抜けない。
義父「とりあえず結婚するのは就職決まってからにしろ」
俺「…はい」
就職浪人だけは避けなければならなくなった。
とりあえず当面の難関はこの就職問題だろう。そう思った矢先。
義父「おう。飯を食いに行くぞ。着いてこい」
マジか…
287 :多田 ◆vp9hIMylgQ @\(^o^)/:2016/02/23(火) 23:35:08.43 ID:Yy3vAb+4.net
俺としては胃がキリキリするから早くこの場を抜け出したかったけれども、そうもいかないようだ。
さゆり家族は義父の車、俺は さゆりさんの車に乗って食事の場所へ向かった。
俺「怖かったー…」
さゆり「お疲れ様」
俺「ねぇ、この食事会って事前に決まってた?」
さゆり「うん。言ってなかったけど」
このやろおおおぉぉぉ
288 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/02/23(火) 23:37:27.42 ID:evv4HR7q.net
小悪魔さゆりさん
295 :多田 ◆vp9hIMylgQ @\(^o^)/:2016/02/23(火) 23:44:59.19 ID:Yy3vAb+4.net
食事会はちょっと雰囲気のいい和食屋さん
みんな思い思いに色々頼んでた。
俺はというと何を頼むべきかとか悩み出してキリがなかったので、さゆりさんと同じものにした。
やがて料理が運ばれて来て色々と話が弾む。
ここでこのスレに書いたような付き合うまでの流れを言っていた。
義父「こいつはもう結婚しないもんだと思ってたんだがな」
聞けば さゆりさん、義父の持ってきた見合い話はことごとく斬って捨てたそうな。
さゆりさん曰く
結婚は無理にするもんじゃない。いい人がいればする
とのことだ。カッコイイ(・ω・)笑
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