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予備校で出会ったお嬢様のような娘の話
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106 :952:2005/04/11(月) 14:58:33 ID:H+9QI7n+
続き。

俺は第三者にも完璧なこのデートプラン見て貰い、意見を聞こうと幼稚園からの親友でありバリオス乗りのケン(仮名)の所へ行った。

俺は今までの佐緒との出来事を全て話した上でケンに今回のデートプランについて意見を求めた。

すると、ケンは「お前、この計画を俺に見せて何を求めてんの?」

俺はケンの言葉が理解出来ず「いや、だからこの計画俺はオリジナリティがあって良いと思ってるんだけど、お前の意見も聞こうと思って。」


ケンは真顔で「俺の意見?お前これ、自分の人生賭けた壮大なギャグか?だとしたら、かなりつまんねーぞ。大体、どこの世の中に初デートでライコ行く馬鹿がいるんだよ!!

それに映画って書いてあるけど何見に行くんだよ?戦争映画しか見ないくせに。

こないだ、TSUTAYAで「地獄の黙示録」と「プラトーン」借りて喜んでたお前と映画なんか行ったら、その子悲惨過ぎるぞ」

この後、俺はケンにデートについて延々三時間語られ、俺が考えた計画も白紙



107 :952:2005/04/11(月) 15:15:05 ID:H+9QI7n+
続きます。

白紙に戻され、ケンにも手伝って貰った結果


迎えに行く
→カラオケ
→ファミレス
→帰る

に決定した。

正直、俺はX JAPANとかドッケン、メタリカとかのハードロックしか聴かなかったのでカラオケもかなり辛い…

佐緒の好きなミスチルは俺、大嫌いだし…

それでも、ケンは「今から後何日間でミスチル全部歌えるようにしろ!!カラオケは二人きりになれるから絶対お勧め!!」と言って譲らない。


結局、俺は押し切られる形でミスチルのCDを借り、練習する事になった。

ミスチルのCDを聞き出して最初はあの鼻にかかったような歌い方にムカついてたが、何回も聴くと「なんか、良い感じの曲もあるな〜」と思えるようになった。

メールでもミスチルの話題なんか話せるようにもなり、佐緒も喜んでくれた。


そして、デート当日。



115 :774RR:2005/04/11(月) 19:57:17 ID:s7aSJ8h+
友人GJ!!




130 :952:2005/04/13(水) 01:47:50 ID:GAfgsp8F
遅れました…続きです。


デート当日。朝の10時前に待ち合わせ場所である地元の駅に到着。

JADEは前日に洗車&ワックスがけしてありピカピカ。メットも磨きファブリーズもかけ、全ては完璧!!佐緒が来るまでの間、ミラーで入念に髪型もチェック。


すると、佐緒がこっちに走って来るのが見えた。

「ごめん〜待った?」とちょっと息を切らせ気味で言ってきた。

俺は「全然!!俺も今来たとこだよ。」と月並みな言葉をかけ、メットを渡した。

この時、俺は恋人同士の気分。


そして、俺等は当初の予定通りカラオケ屋へ時間は二時間。

この日の為に練習した、ミスチルを熱唱。

佐緒はミスチルを一緒に歌ってくれたり、俺の唯一好きな女性歌手である倉木麻衣なんかを歌ってくれたりした。

楽しい時間はあっという間に過ぎるものでカラオケは俺の中で かなり良い感じに終了。

ここで、計画立案時に親友であるケンに言われた「デートでは女に極力、金を払わせるな」の言葉を思い出し、2000円近くを俺が全額払った。

佐緒は「悪いから、ちゃんと払うよ!!」と言ったが、佐緒と付き合えるなら安いものと思い断った。



131 :952:2005/04/13(水) 02:05:03 ID:GAfgsp8F
カラオケ二時間やったのと12時を少しまわったのもあり腹も減ってきたので二人は一路、デニーズへ。

ここでもケンに言われた「お前が煙草吸ってる事は絶対秘密!!」の言葉を思い出し、禁煙席へ。

この時点で正直、煙草が吸いたくて溜まらなかったが「佐緒と付き合う為!!」と思い、我慢。


俺は「たらこスパゲティ」とコーヒー、佐緒は「カルボナーラ」とコーラを注文した。

俺はもっとガッツリ食べたかったが ここでも奢る事を考えてたのと女の前でガッツリ食べるのはちゃんと…と思い、少々控えめに注文。

デニーズはコーヒーやコーラはお代わり自由な為、二人で飲み物だけで粘る。

「どお?つまんなく無い?」

と聞くと

「全然!!楽しいよ〜さっきのカラオケだってミスチル凄い上手かったよ!!」

と言ってくれた。

「上手く無いからw佐緒が倉木麻衣歌ってたのは以外だったな〜上手かったよ」

「前に952が好きって言ってたら練習したんだよ〜w」

と はにかんだ顔にやられそうになる。

なんて、嬉しい事言ってくれるんだ!!付き合いてぇな〜なんて考えながら、次の目的地の事を考える。

次の目的地は夜には自分達の街の夜景が一望出来る山。俺はここを決戦の舞台に決めていた。



132 :774RR:2005/04/13(水) 02:15:54 ID:6Pzz65TY
いよいよか…


133 :952:2005/04/13(水) 02:19:57 ID:GAfgsp8F
時計を見ると12時ちょっと過ぎに入ったのにすでに5時を回っている。

佐緒が「次はどうするの?」と言って来たので「うーん、帰ろうと思うんだけど俺ちょっと用があって行かなきゃいけない場所があるんだ。すぐ、終わるから一緒に来てくれない?」と言った。

当然、用なんて無い。

俺はこの時アドリブで佐緒を油断させて決戦の舞台へ連れていく作戦を取った。

佐緒は当然「えっ!?」って顔をしたが、「う、うん。良いよ。」と返事をして来た。

しかし、顔は明らかに納得いって無い。



俺等は店を出て、いざ、決戦の地へ!!

俺は わざと遠回りして夜景が綺麗になる7時頃に到着した。

ここは地元でも余り知られていない場所で告白するにはバッチリの場所だ。

バイクを止め「着いたよ」と言うと佐緒は明らかに困惑してる

「用って何??」としきりに言うが俺は「良いから、良いから」とはぐらかし、前を歩いた。


そして「用ってのはこれを佐緒に見せる事だよ」と言って夜景の良く見える場所で立ち止まった。



134 :952:2005/04/13(水) 02:38:13 ID:GAfgsp8F
佐緒は「わぁ!!凄い!!こんなの初めて見た!!」と素直に喜んでくれた。

俺達はしばらく、夜景を指差して「あそこが俺んちら辺」とか「あそこが駅だ〜」とか言って楽しんだ。

正直、俺は「告白しないでこのままの仲の良い友達でも良いかな」と考えたが、「いやいや、結果は解らないが一歩前進もう」と思った。


佐緒は何も知らず、隣で夜景を見て微笑んでる。この微笑みが数分後にも見られるのか…

その時、俺は決心した。

「ねぇ佐緒、話があるんだけど良いかな?」

佐緒は「うん?」と言って俺を見た。


俺は
「俺、実は佐緒が好きなんだ…

初めて見た時から、凄い可愛いなって思って色んな奴に佐緒のアドレス知ってるか尋ねて、メールするようになってから、性格も良いし…

だから、俺と付き合って下さい!!」


俺は全て言った。あとは結果を聞くだけ。

佐緒は真剣な顔で

「私も952の事は大好きだよ。

優しいし、私が家出した時もずっと側にいてくれて、凄い嬉しかった。

でも…私は、952と付き合う事は出来ない…

952に一杯迷惑かけたし、952が私の事好きだって事に気付けなかった、

そんな私に952と付き合う資格なんか無いよ…だから…ごめんなさい…。」



135 :952:2005/04/13(水) 02:52:08 ID:GAfgsp8F
俺は これを聞いた瞬間、泣きそうになりながら

「付き合うのに資格なんかいらないよ!!俺は佐緒が好きだ!!迷惑なんか一杯かけてくれて構わない!!だから…だから…俺と付き合って下さい!!」

それでも佐緒は

「ごめんなさい…本当にごめんなさい…私は952が思うほど、良い人間じゃないよ…952には私なんかよりもっと良い人見つかるから…ごめん…本当、ごめん…」

最後の方は泣いていた…


俺は もう無理だと思い

「解った…俺も自分の大好きな人を泣かせたんだもんな…佐緒と付き合う資格無いよ…ごめん…」

佐緒は尚も泣きながら「ごめん…ごめん…」しか言わない。


俺は「俺は大丈夫だよwフられるのは なれてるからw そーだよなー佐緒見たいな人なら俺より良い人みつかるよなーw」と空元気で冗談ぽく言ったが正直、その場で泣き叫びたかった。

「…送ってくよ」と言って俺はまだ泣いている佐緒をバイクに乗せた。


それから佐緒の家に着くまでの道のり、俺はフルヘェイスの中で涙が止まらなかった。




136 :774RR:2005/04/13(水) 02:58:06 ID:6Pzz65TY
エーッ∑(゚Д゚;)!


138 :952:2005/04/13(水) 03:08:48 ID:GAfgsp8F
そして、佐緒の家の近くで止まった。

佐緒との最後。もう二度と会うことは無いだろう。

俺は佐緒のメットを脱がし

「もう、泣かないで。最後は笑って別れようよw」と無理やり笑顔を作る。

佐緒も無理やり笑顔を作り

「じゃー、さようなら…952なら私なんかより良い人見つかるよ…。でも、また会ったら友達でいようね。」と言った。

俺も「そうだね、またいつかどこかで会ったら、その時はよろしく…」


二人はその後、しばらく無言で見つめ合い「…それじゃ。」「うん…元気でね」

と言って別れた。



その後、俺は受験に失敗し1浪。

彼女は風の噂で地元の大学の教育学部に入ったと聞きました。

俺は二浪になった今でも佐緒の事が忘れられずにいる…

ある小さな街の片隅であった、二人の高校生のちょっと背伸びした恋の話でした。


皆様へ

長い間、お付き合い頂きありがとうごさいました。本日をもっと、この話は終了です。紫煙、ご意見、その他まことにありがとうごさいました。


佐緒へ

あなたに出会えて本当に良かったです。あなたと共有した短くも充実した日々を決して忘れません。またいつかどこかで出会ったら、その時はよろしくお願いします。



143 :774RR:2005/04/13(水) 07:31:32 ID:R9pxC9ix
>>138
乙彼様・・・・切なかったよ・・・。

漏れも似たような経験を持ってるが、何とか頑張ってるさ。


141 :774RR:2005/04/13(水) 03:51:21 ID:02RS91f6
>>952氏

いい話を有難う

久々に青春って奴を思い出したよ。(漏れまだ22なのにw)

かく言う漏れも三浪で私大に滑り込んだ落ち毀れヘタレ野郎です。

あのときの気持ちを忘れず、受験に励んでください。

そして大学に入れば、またきっといい出会いはあるよ。(漏れはバイクローンでバイトばっかしてて出会いどころじゃないが)

泣きたい気持ちを殺して、最後まで相手を思いやるモマイに乾杯!

願わくば、受験、そして次の恋が成就し、楽しいキャンパスライフを送られんことを


142 :774RR:2005/04/13(水) 07:03:51 ID:IM7kPvEk
>>952氏、乙です。

いい感じに思えてたのに、付き合えない…辛いよなぁ。

佐緒さんを悪く言う訳じゃないけど、「私に付き合う資格ない」とかいう女の子のこういうトコってホントにキツいわ。

フラれる理由をはっきり知らされんから、「俺には魅力ないんか_| ̄|○」って凹まされるしなぁ。

…ともかく、イイ経験したと思ってガンガってな。

根性無しで恋愛経験が十年遅れ…の俺みたいになるなよ_| ̄|○






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カテゴリー:男女・恋愛  |  タグ:青春,
 

 
 
 
 

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