死なせてしまった女に贖罪をさせてくれ
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60 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 02:53:26.09ID:wwy4s/vI.net
俺はこの時、雷にあたったがごとく、衝撃をうけた。
Kもあかねもそうだが、こいつらは俺のように必死にならなくても人を惹きつける。
61 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 02:53:59.08ID:wwy4s/vI.net
滲みでる人の良さで同性からも異性からも愛されるK。
すっとぼけた天然キャラで同性からも好かれ、教師からも なんとなく愛されているあかね。
62 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 02:54:40.66ID:wwy4s/vI.net
そう、このふたりに共通するのは、愛される存在、ということだった。
それは高校でやり直し、それなりの立ち位置を得たかに思えた俺に、圧倒的に足りないものだ。
話題の中心にいて、多くの友達に囲まれていると思っていながら、ふと感じる孤独の正体がこれなのだ。
63 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 02:55:23.78ID:wwy4s/vI.net
嫉妬、それから、俺は、所詮作りものの似非であるという おのれに対する失望。本物に対するあこがれ。
64 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 02:55:57.19ID:wwy4s/vI.net
Kという同性に対しては、嫉妬は、尊敬に形を変えていったが、あかねという異性に対しては、やがて恋愛感情という形に変わっていった。
俺は強烈に あかねを好きになっていた。
65 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 02:56:20.11ID:vE/X9W3h.net
色々なことに気づけると、力の抜き方を覚えるよね
僕は25のときに抜き方を覚えて
楽になったよ
69 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 02:59:47.50ID:wwy4s/vI.net
>>65
未だ、人との距離感が掴めません。
66 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 02:56:58.81ID:wwy4s/vI.net
幼い頃に人間関係を学んでこなかった俺に、突然芽生えた恋心。
俺は気持ちを制御する術を全く知らなかった。
67 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 02:57:33.83ID:wwy4s/vI.net
1日たてば、好きという気持ちに利息がつく。
日がたてば立つほどに好きになる。
あかねに対する新しい情報は、その内容の如何に関わらず、好きな気持ちの肥やしになった。
68 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 02:58:34.51ID:wwy4s/vI.net
重ねて話す。
俺は あかねが好きだった。
なんとしても告白して、受け入れてもらいたかった。
失敗など許されなかったし、考えるだけで死にそうだった。
70 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:00:34.65ID:wwy4s/vI.net
俺はもっと、もっととスペックを集め始めた。
71 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:01:12.65ID:wwy4s/vI.net
勉強も部活もより一層磨きをかけたし、当時ブームだったロックバンドを組んで、ライブハウスで演奏するほど短期間で うでをあげ、固定のファンも数人できた。
優等生キャラにちょっと不良のテイストを混ぜた。
女の子に受けそうなものは、ひとつでも多く必要だと考えていた。
72 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:02:20.77ID:wwy4s/vI.net
自信を少しずつつけた俺は、俺が あかねを好きで付き合いたいと思っていることを親友のKに相談した。
73 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:03:17.07ID:wwy4s/vI.net
俺があかねの事を好きなことは、Kはとっくに気付いていた。
というより、クラスの誰もが うすうす感づいていた、いわば、公然の秘密であったらしい。
あとは、いつ告白するのか、早く告白しちゃえばいいのにね〜、とそんな感じだったらしい。
74 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:04:09.37ID:wwy4s/vI.net
Kも、早く告白しちゃえよ、と言ってくれたし、俺も、後は勇気を出して告白するだけだ、それさえすませば あかねと付き合えるんだ、そう信じて疑わなかった。
75 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:04:33.09ID:vE/X9W3h.net
1はもともと生真面目な性分なのかもね
猪突猛進型というか
80 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:08:33.20ID:wwy4s/vI.net
>>75
そうだと思います。
76 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:04:50.98ID:wwy4s/vI.net
そして、告白した。
電話をかけて、好きだったことを告げ、付き合って欲しい願望を伝えた。
あかねは一週間 返事を待って欲しいといった。
77 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:05:19.10ID:wwy4s/vI.net
結論から言えば振られた。
78 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:06:35.42ID:vE/X9W3h.net
あらら
79 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:07:52.91ID:wwy4s/vI.net
俺はひとの気持ちなど何も分かっていなかった。
81 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:09:31.56ID:wwy4s/vI.net
優しさや思いやり、といった相対化が難しいことよりも、履歴書に書けるような具体的な項目を掻き集めることが自分を良く見せる唯一だと信じていた。
一番良く見せられたものだけが、自由に好きなものを手に入れられるのだと信じていた。
82 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:10:38.16ID:wwy4s/vI.net
普通に成長していれば おそらくこのような感覚は持ち合わせないだろう。
けれども、俺は人知れず「普通」に追いつかなければならなかった。
83 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:11:19.38ID:wwy4s/vI.net
手探りで仮説をたて実践をして、反証をして、学問をするかのように ひとの感情や距離感を学ぶしかなかった。
84 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:12:37.30ID:wwy4s/vI.net
俺はKに、何がいけなかったのか、何故振られたのか、あかねに それとなく聴いてきて欲しいと頼んだ。
駄目なところがあったら努力して何でも直すつもりだった。
けれどもKからは意外な言葉が返ってきた。
85 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:14:24.85ID:wwy4s/vI.net
「もう、あきらめろよ。おまえのこと好きな娘もいたろ?
あかねよりずっと可愛いし、みんな、なんであの娘じゃなくてあかねなんだろって不思議がってたぜ?
俺もそう思うし、あかねはやめた方がいい。」
86 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:15:13.93ID:wwy4s/vI.net
何故だ?
告白する前はあれだけ応援してくれてたのに。
87 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:19:45.85ID:qK++z0DO.net
K「あかねは俺の許婚だ!手出したらブッ殺すぞ!」って言われたの?
93 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:24:26.37ID:wwy4s/vI.net
>>87
結果そうだったら良かった。
90 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:21:46.36ID:wwy4s/vI.net
俺は あきらめきれなかった。
クリスマスにはプレゼントをあげて、正月には年賀状を送り、誕生日には また、プレゼントを渡した。
91 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:22:49.70ID:wwy4s/vI.net
誕生日のプレゼントを渡しに会ったときには、もう、正直に言って迷惑だと言われた。
「学校でも、話かけてこないで欲しい。私のことはあきらめて、たかお君だったら もっと可愛い娘のほうが似合ってると思うし。」
92 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:23:34.19ID:wwy4s/vI.net
そう あかねに言われた。
Kと同じことを言うんだなと思った。
それでも俺はしつこかった。
他の娘のことなんか考えられないし、いつまでも待っていると告げると、あかねは泣きだした。
94 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:26:09.95ID:wwy4s/vI.net
「わたし…K君の事が好きなの…」
あかねは白状した。
だから、俺の気持ちが本当に迷惑だと。
俺が告白した数日後、Kに相談したらしい。
そして、あかねが本当に好きなのはKだと、あかねが告白したらしい。
95 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:26:38.01ID:vE/X9W3h.net
なんと分かりやすい三角関係
96 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:28:22.49ID:wwy4s/vI.net
>>95
ベタなことしてました。
97 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:29:36.99ID:wwy4s/vI.net
「それで、Kは何て…?」
俺は尋ねた。
「たかお君に悪いから無理って…」
98 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:30:16.27ID:wwy4s/vI.net
全てが合点がいった。
あかねが冷たくなったのも、Kがあきらめろといったのも。
99 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:30:58.12ID:wwy4s/vI.net
あかねの中では完全に俺は邪魔者になっていた。
俺のせいでKに振られたと考えていた。
俺が諦めればKは付き合ってくれるかもしれない。
そうも、考えていたのだろう。
100 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:31:38.54ID:wwy4s/vI.net
俺はKの対応に疑問を持った。
Kには他に好きな子がいるというのを聞いていた。
相手は教えてくれなかったが、それは、かねではないことは確認済みだ。
俺はKが あかねを好きでなければ、正直、Kが誰を好きでいようと問題ではなかった。
101 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:32:35.97ID:wwy4s/vI.net
Kは何故、好きな娘が他に居るのを隠すのか。
何故Kは、「俺に悪いから」という理由で断わったのか。
それが俺には分からなかった。
102 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:33:10.10ID:wwy4s/vI.net
あかねは俺と同じように募る気持ちをコントロールできずに、Kに対する恋心を大きく育てていった。
その気持ちが大きくなればなるほど、俺への感情は憎悪、嫌悪へと変わってゆく。
俺はこの時、雷にあたったがごとく、衝撃をうけた。
Kもあかねもそうだが、こいつらは俺のように必死にならなくても人を惹きつける。
61 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 02:53:59.08ID:wwy4s/vI.net
滲みでる人の良さで同性からも異性からも愛されるK。
すっとぼけた天然キャラで同性からも好かれ、教師からも なんとなく愛されているあかね。
62 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 02:54:40.66ID:wwy4s/vI.net
そう、このふたりに共通するのは、愛される存在、ということだった。
それは高校でやり直し、それなりの立ち位置を得たかに思えた俺に、圧倒的に足りないものだ。
話題の中心にいて、多くの友達に囲まれていると思っていながら、ふと感じる孤独の正体がこれなのだ。
63 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 02:55:23.78ID:wwy4s/vI.net
嫉妬、それから、俺は、所詮作りものの似非であるという おのれに対する失望。本物に対するあこがれ。
64 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 02:55:57.19ID:wwy4s/vI.net
Kという同性に対しては、嫉妬は、尊敬に形を変えていったが、あかねという異性に対しては、やがて恋愛感情という形に変わっていった。
俺は強烈に あかねを好きになっていた。
65 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 02:56:20.11ID:vE/X9W3h.net
色々なことに気づけると、力の抜き方を覚えるよね
僕は25のときに抜き方を覚えて
楽になったよ
69 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 02:59:47.50ID:wwy4s/vI.net
>>65
未だ、人との距離感が掴めません。
66 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 02:56:58.81ID:wwy4s/vI.net
幼い頃に人間関係を学んでこなかった俺に、突然芽生えた恋心。
俺は気持ちを制御する術を全く知らなかった。
67 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 02:57:33.83ID:wwy4s/vI.net
1日たてば、好きという気持ちに利息がつく。
日がたてば立つほどに好きになる。
あかねに対する新しい情報は、その内容の如何に関わらず、好きな気持ちの肥やしになった。
68 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 02:58:34.51ID:wwy4s/vI.net
重ねて話す。
俺は あかねが好きだった。
なんとしても告白して、受け入れてもらいたかった。
失敗など許されなかったし、考えるだけで死にそうだった。
70 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:00:34.65ID:wwy4s/vI.net
俺はもっと、もっととスペックを集め始めた。
71 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:01:12.65ID:wwy4s/vI.net
勉強も部活もより一層磨きをかけたし、当時ブームだったロックバンドを組んで、ライブハウスで演奏するほど短期間で うでをあげ、固定のファンも数人できた。
優等生キャラにちょっと不良のテイストを混ぜた。
女の子に受けそうなものは、ひとつでも多く必要だと考えていた。
72 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:02:20.77ID:wwy4s/vI.net
自信を少しずつつけた俺は、俺が あかねを好きで付き合いたいと思っていることを親友のKに相談した。
73 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:03:17.07ID:wwy4s/vI.net
俺があかねの事を好きなことは、Kはとっくに気付いていた。
というより、クラスの誰もが うすうす感づいていた、いわば、公然の秘密であったらしい。
あとは、いつ告白するのか、早く告白しちゃえばいいのにね〜、とそんな感じだったらしい。
74 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:04:09.37ID:wwy4s/vI.net
Kも、早く告白しちゃえよ、と言ってくれたし、俺も、後は勇気を出して告白するだけだ、それさえすませば あかねと付き合えるんだ、そう信じて疑わなかった。
75 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:04:33.09ID:vE/X9W3h.net
1はもともと生真面目な性分なのかもね
猪突猛進型というか
80 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:08:33.20ID:wwy4s/vI.net
>>75
そうだと思います。
76 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:04:50.98ID:wwy4s/vI.net
そして、告白した。
電話をかけて、好きだったことを告げ、付き合って欲しい願望を伝えた。
あかねは一週間 返事を待って欲しいといった。
77 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:05:19.10ID:wwy4s/vI.net
結論から言えば振られた。
78 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:06:35.42ID:vE/X9W3h.net
あらら
79 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:07:52.91ID:wwy4s/vI.net
俺はひとの気持ちなど何も分かっていなかった。
81 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:09:31.56ID:wwy4s/vI.net
優しさや思いやり、といった相対化が難しいことよりも、履歴書に書けるような具体的な項目を掻き集めることが自分を良く見せる唯一だと信じていた。
一番良く見せられたものだけが、自由に好きなものを手に入れられるのだと信じていた。
82 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:10:38.16ID:wwy4s/vI.net
普通に成長していれば おそらくこのような感覚は持ち合わせないだろう。
けれども、俺は人知れず「普通」に追いつかなければならなかった。
83 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:11:19.38ID:wwy4s/vI.net
手探りで仮説をたて実践をして、反証をして、学問をするかのように ひとの感情や距離感を学ぶしかなかった。
84 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:12:37.30ID:wwy4s/vI.net
俺はKに、何がいけなかったのか、何故振られたのか、あかねに それとなく聴いてきて欲しいと頼んだ。
駄目なところがあったら努力して何でも直すつもりだった。
けれどもKからは意外な言葉が返ってきた。
85 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:14:24.85ID:wwy4s/vI.net
「もう、あきらめろよ。おまえのこと好きな娘もいたろ?
あかねよりずっと可愛いし、みんな、なんであの娘じゃなくてあかねなんだろって不思議がってたぜ?
俺もそう思うし、あかねはやめた方がいい。」
86 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:15:13.93ID:wwy4s/vI.net
何故だ?
告白する前はあれだけ応援してくれてたのに。
87 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:19:45.85ID:qK++z0DO.net
K「あかねは俺の許婚だ!手出したらブッ殺すぞ!」って言われたの?
93 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:24:26.37ID:wwy4s/vI.net
>>87
結果そうだったら良かった。
90 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:21:46.36ID:wwy4s/vI.net
俺は あきらめきれなかった。
クリスマスにはプレゼントをあげて、正月には年賀状を送り、誕生日には また、プレゼントを渡した。
91 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:22:49.70ID:wwy4s/vI.net
誕生日のプレゼントを渡しに会ったときには、もう、正直に言って迷惑だと言われた。
「学校でも、話かけてこないで欲しい。私のことはあきらめて、たかお君だったら もっと可愛い娘のほうが似合ってると思うし。」
92 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:23:34.19ID:wwy4s/vI.net
そう あかねに言われた。
Kと同じことを言うんだなと思った。
それでも俺はしつこかった。
他の娘のことなんか考えられないし、いつまでも待っていると告げると、あかねは泣きだした。
94 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:26:09.95ID:wwy4s/vI.net
「わたし…K君の事が好きなの…」
あかねは白状した。
だから、俺の気持ちが本当に迷惑だと。
俺が告白した数日後、Kに相談したらしい。
そして、あかねが本当に好きなのはKだと、あかねが告白したらしい。
95 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:26:38.01ID:vE/X9W3h.net
なんと分かりやすい三角関係
96 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:28:22.49ID:wwy4s/vI.net
>>95
ベタなことしてました。
97 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:29:36.99ID:wwy4s/vI.net
「それで、Kは何て…?」
俺は尋ねた。
「たかお君に悪いから無理って…」
98 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:30:16.27ID:wwy4s/vI.net
全てが合点がいった。
あかねが冷たくなったのも、Kがあきらめろといったのも。
99 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:30:58.12ID:wwy4s/vI.net
あかねの中では完全に俺は邪魔者になっていた。
俺のせいでKに振られたと考えていた。
俺が諦めればKは付き合ってくれるかもしれない。
そうも、考えていたのだろう。
100 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:31:38.54ID:wwy4s/vI.net
俺はKの対応に疑問を持った。
Kには他に好きな子がいるというのを聞いていた。
相手は教えてくれなかったが、それは、かねではないことは確認済みだ。
俺はKが あかねを好きでなければ、正直、Kが誰を好きでいようと問題ではなかった。
101 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:32:35.97ID:wwy4s/vI.net
Kは何故、好きな娘が他に居るのを隠すのか。
何故Kは、「俺に悪いから」という理由で断わったのか。
それが俺には分からなかった。
102 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2017/05/10(水) 03:33:10.10ID:wwy4s/vI.net
あかねは俺と同じように募る気持ちをコントロールできずに、Kに対する恋心を大きく育てていった。
その気持ちが大きくなればなるほど、俺への感情は憎悪、嫌悪へと変わってゆく。
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