ささやかなこの人生
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無料で入場出来るので市営の動物園に行きました。
まあ公園に動物がいるだけ’って感じのショボイ所ですが。
園内には高校生はもちろん、中学生と思われるカップルも数組おり、僕は何となく気楽になりました。
H子との関係が、不純に思えていたからです。
デートそのものは新中学生らしく、手をつないでクマやライオンを見たり低い観覧車に乗ったり、ヤキソバを食べたりと平凡ですが楽しく過ごしH子も満足そうでした。
しかし僕の視線はH子の黒タイツに集中し頭の中は青いエロス’でいっぱいでした。
僕「タイツ、あったかそうだね」
H子「うん、お姉ちゃんのパクッてきたw」「あたし、早く中学生になりたかった。制服があれば・・洋服を気にしなくていいし・・」
僕は胸がつまりました。
「貧乏って・・私のせいじゃないよね・・?」
僕はうなずきました。
「お金持ちにね、なりたい訳じゃないけど・・せめて・」
・・・しばらく二人とも無言のまま、ベンチに座って遠くを見ていました。
ああ、貧乏って子供のせいじゃないんだな’と僕は納得していました。
場を取り直そうと「帰り、ウチに寄ってく?」とふるとH子は、「うん、いきたい」と少し恥ずかしそうにうなずきました。
さっきまでの胸の痛みは何処へやら、スケベモードに変換されました。
駅から自分の家までが とても長く感じられました。
僕も母親がいないので週末など、父は外泊、兄はバイクの免許を取ったばかりで やはり外泊と、一人で過ごす事がほとんどでした。
裕福ではありませんが物置を改造した自分の部屋もあり、みだらな事をする環境は整っておりました。
田舎の貧しい中学生同士、慰め合うように抱き合いました。
小豆色のスカートをまくりあげると、タイツの下に毛糸のパンツを履いてました。
僕は、なぜかホッとしたのです。
少しずつ大人になるH子に多少の淋しさを感じていたのですが、いつもの見慣れた紺色の毛糸のパンツを確認すると安心しました。
パンティもいつものヤツで、やはりオマンコの部分が黄ばんでました。
オシッコぽい臭いが僕の鼻をつきました。
パンティの汚れも、オマンコの臭いも僕は例によって気付かないフリをしました。僕が出来る有一の思いやりでした。
うっすらですが陰毛も生えており、エロ本で見たとうり指を入れたり舐めたりとスケベの限りをしてもH子は無抵抗でした。
「・・ふん・・ふん・・」
H子の鼻息が僕をさらに興奮させていました。
童貞VS処女のセックスは激戦でした。
「・・大丈夫・・だよ」と言いながらも、痛がるH子が気になったり、ピストン運動がもの凄く気持ちよかったり・・
・・H子は涙をポロポロとこぼしてました。
僕はそれを見ると急いでペニスを抜きました。
その瞬間、激しい快感がキンタマの裏あたりに走り、H子のお腹の上に射精しました。
抱き合ったままH子は、父親について語り始めました。
「いつも競艇ばっかりで・・競艇場の駐車場でね、ずっと待たされるの。
風の強い日に、最後のレースまで待たされて・・・寒いし,お腹へるし、
・・父さん、平気で一人でから揚げ食べながら帰ってくるんだ・・」
僕は驚きました。そんな親もいるのだなあ’自分は恵まれてるなあ’と。
思いながら、なぜH子がおばあちゃんと暮らしているのか、なんとなくわかりました。
ラジオから「ささやかなこの人生」とゆう曲が流れてました。
「・・いい歌ね」
彼女はそうつぶやきながら着替え始めました。
このみすぼらしい少女の幸せって何だろう?と子供ながらに考えてしまいました。
H子を家まで送ると、家中の小銭をかき集め、また列車に乗り市街地に行きました。
街中のレコード屋をまわり「ささやかなこの人生」を探しました。
結構ヒットしてるらしく売り切ればかりでゲット出来ませんでした。
終電に乗り遅れた僕は、自宅まで一時間以上歩いたのです。
途中、歩き疲れた僕は泣き出してしまいました。
貧しいH子や、その父、H子にイヤラシイ行為を続ける自分、何もしてあげられない自分、色々な事を思い、涙をポロポロとこぼしながら歩き続けました。
中学になるとクラスは別になりましたが、放課後など いつもの神社でおしゃべりしたり、僕の部屋でラジオやレコードを聴いたりしてました。
夏休みに入る頃にはH子はブラジャーデビューをし大人っぽくなり、僕の意味不明な淋しさ’は増していきました。
薄汚れた小豆色のスカートも、いつしか履かなくなってました。
普段着はお姉さんの(00学園女子ソフト部)ジャージが多くなり身体も一回り大きくなったようです。
パンティも布面積の小さいカワイイ物に変わりました。
お姉さんが働く様になり、色々とプレゼントしてくれたそうです。
何となく小奇麗になったH子は、活発な少女に成長しはじめたのです。
僕とのエッチな行為も、やんわりと断るようになり、他に友達も出来、秋頃には疎遠になり始めました。
僕は淋しさの反面「これで良かったんだ」と、自分に言い聞かせていました。
お正月が過ぎて、H子のおばあさんが亡くなりました。
H子は、母親に引き取られる事になりました。
地味な存在な彼女の転校は学校内でもたいした話題になりませんでした。
ドラマみたいな感動的なシーンもなく、誰にもサヨナラも言わずH子は転校して行きました。
自分にはお別れに来てくれるだろう’と期待していたのですが・・。
無人になったH子の家の前を通ってみたり、神社へ行ってみては この町から彼女がいなくなった事を改めて実感していました。
バレンタインディの二日後、H子から小さな荷物が届きました。
シワシワの紙袋の中に、駄菓子屋で売っている普通のチョコがたくさん入っていて、大学ノートの切れ端にエンピツ書きで
「W君、すごくありがとう たくさん好きです H・F」
・・・すべてが彼女らしく、みすぼらしくて貧しく、それでいて心のこもったプレゼントでした。
・・・・・僕は東京に出て働く様になり、その後H子が何処で何をしているか、まったく分りません。
今年で40歳、きっと幸せに暮らしている事だと思います。
たまに僕の事を思い出してくれてたら嬉しいです。
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